医学科 先輩からのメッセージ

<平成29年度現在>

受験勉強という個人戦を乗り越えた先に、
素晴らしい仲間との出会いがありました。

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第1学年 百田 稜那
出身校:久留米大学附設高等学校
(福岡県)

 東医を選んだのは「自主自学」という建学の精神に惹かれたからです。僕は1年浪人しているのですが、今思えば、高校までの勉強はあくまで受動的。予備校時代に初めて自ら学ぶ経験をし、もっとこういう学び方をしたいと思っていたときに、「自主自学」の東医と出会い、「これだ」と思ったのです。

 初めての一人暮らし、友達には苦労話も聞いていましたが、僕自身は楽しいことの方が多いですね。料理アプリなどを活用しつつ自炊も頑張っています。

 友達もすぐにできました。最初のきっかけは入学直後の学外オリエンテーション。夜からの自由時間にいろいろな話をしたのがきっかけで、すぐに親しくなることができたんです。また、グループ単位でディスカッションと発表をする授業があり、毎回いろいろな人とランダムにグループを組むことで、より多くの人と話し、友達を増やすいい機会になっています。

 入学して2カ月ですが、病院実習も始まりました。白衣を着て実際に病院内を回るので、医師を目指す自覚が生まれ、身が引き締まる思いです。日々の勉強では、ようやくつかめてきた生活リズムを崩すことなく、日常の小テストをきちんとこなして着実に力をつけていきたいです。部活は軟式テニス部。先輩方もとても優しく、楽しい部活ですが、こちらも真剣に頑張っていきたいです。

 受験勉強は孤独な個人戦。でも、大学に入れば素晴らしい仲間たちが待っていると実感しています。皆さんもそれを励みに頑張ってもらえればと思います。

東医での勉強は思った以上に面白い。
受験勉強も確実に今につながっています。

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第2学年 反田  伶
出身校:県立甲府南高等学校
(山梨県)

 2年生になり、授業では解剖学や免疫学、生化学などが始まりました。解剖学では、週に3回の実習の中で実際にご献体に触れながら、神経や血管の走行、臓器同士のつながりなどを学んでいます。人体の構造は複雑で、毎回多くの発見があり、とても充実した時間を過ごしています。

 東医の特徴の一つは病院での実習の多さ。1年生のときから病院で医師や看護師に同行するシャドーイング体験をし、スタッフ同士の連携や患者さんとの接し方、信頼される態度まで、実感しながら学ぶことができました。討論や発表を含む主体的な授業が多いのも特徴です。自ら考え、その考えを仲間と共有することで多くの発見を得られますし、将来医師として教科書とは違う症例にぶつかっても、自分でしっかり考えられる力をつける訓練にもなると感じています。同級生との横のつながりも強く、試験のときには協力し合ってみんなで進級しようという雰囲気があるのもよいところ。全体的に、勉強はとても面白いです!

 今実感しているのは、高校までの勉強が思った以上に大学の勉強と結びついているということ。たとえば、高校の化学ではカルシウムやカリウムの性質が出題されやすいですが、これらはともに体内にたくさん存在し、重要な働きをしている物質。だからこそよく出題されるのだと今はよくわかります。受験生の皆さんも、今の勉強内容が医学部での勉強と深くつながっていると考えながら取り組むと、全く違って感じられるのではないでしょうか。

多様な患者さんや最先端の技術に触れ、
ここだからできる貴重な経験を積んでいます。

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第3学年 髙瀨 千尋
出身校:県立竜ヶ崎第一高等学校
(茨城県)

 私の地元、茨城県には、医師として地元に戻ることを前提とした奨学金制度があり、これを利用して東医で学んでいます。高校時代に体験した病院見学で、東医の先生や先輩が来て話してくれたことも、家族や周囲に医療関係者がいない自分が東医を身近に感じるきっかけになりました。

 部活は水泳部に入ってしっかり運動。バイト先はお寿司屋さんで、ずっと年上のパートさんから高校生まで、また演劇をやっている人などもいる中で、大学の中では出会えないタイプの人と触れ合っています。私が医学部生だというと病気について尋ねられることもあり、それが「一般の人はこういう点が気になるんだな」と知るよい機会にもなっています。

 医学部というと勉強が忙しいイメージがあるかもしれませんが、時間は使い方次第。意識しているのは、授業中はしっかり集中し、できるだけその場で理解するよう努めることです。そのうえで、試験前には家での勉強時間を確保。これさえきちんとできていれば、意外と時間はあるものです。

 憧れは、1年生のとき、医師の後ろについて病院内を回る「シャドーイング」の実習でついた消化器外科の女性医師。てきぱきとカッコよく、患者さんに信頼されていて、こういう医師になりたいと思いました。地元・茨城県では産婦人科、小児科、外科、総合診療科などの医師が不足しているので、たとえ仕事は大変でも、ぜひそうした分野の医師を目指していきたいです。



繰り返し学び、実習で定着できるカリキュラム。
同窓生との人間関係は大切にしたいです。

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第4学年 西村  碧
出身校:小林聖心女子学院高等学校
(兵庫県)

 現在は、臓器別に臨床医学を学んでいて、徐々に医師に近づいている実感があります。学習科目はいわゆるマイナー科目に移り、1科目のボリュームが少ない分小テストに追われる日々です。基礎医学の研究室で医学研究を体験する「自主研究」もまもなくスタート。臨床科目を学び終えたあとなので、学んできたこととのつながりを意識しながら進められそうだと期待しています。

 勉強も忙しくなってきましたが部活も大詰め。この夏の「東医体」(東日本の医科大学による体育大会)で引退予定ですが、それまではバスケットボール部の女子キャプテンとして頑張らなくてはいけません。先輩に指名され、親にも「必ず学ぶことがある」と背中を押されて柄にもなく引き受けたキャプテンですが、部員一人ひとりのモチベーション管理やけがの情報共有に気を配りながら務めてきた経験は、医師になってからもきっと活かせそうだと感じています。先輩方とも親しくなり、研修先の病院選びについて教わったり、臨床科目の対策プリントを譲り受けるなど、人間関係も深まりました。

 実家が耳鼻咽喉科の開業医なのですが、それだけに、多様な専門家の集まる大学病院の環境は新鮮。病院実習では特に、患者さん毎にきめ細かく対応する看護師さんの力に感動しました。いずれは実家を継ぐ予定ですが、将来の治療の選択肢を増やす意味でも、他の専門を持つ人とつながっていることはとても大切です。そういう方々の下で自分を磨けるのは素晴らしいことだと思います。

臨床実習前の試験も仲間と一緒に突破。
部活動を通じて時間の使い方も学べます。

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第5学年 麻生 健太
出身校:日向学院高等学校
(宮崎県)

 臨床実習が始まってからは、机の上での勉強が中心だったこれまでと比べ「これが同じ大学?」と思うくらいに生活が変わりました。術衣を着て手術室に入ることもあり、かなり医師に近づいていることを実感しています。
 臨床実習前には、CBTとOSCEという試験があります。CBTは、入学以来初の医学の全範囲が出題される試験。試験直前は大学受験以上に勉強しました。OSCEは患者さんを診断する実技試験。当日緊張しても体が動くよう、勉強というよりは「練習」が必要です。東医では試験のたびに「対策委員会」がポイントをまとめ、一致団結して合格を目指すのですが、OSCEのときもみんなで練習する日を作り、腹部診、胸部診、頭頸診と交代で練習したのはいい思い出です。
 部活は臨床実習前の4年生の夏で引退という人も多いのですが、僕は6年の冬まで続ける予定。もちろん忙しいですが、おかげで10分、20分の空いた時間も無駄にしない、上手な時間の使い方が身につきました。所属するアイスホッケー部は全学年合わせも12、3人なので、部員はもはや家族のような存在。将来の医師仲間として素晴らしい人間関係を築くこともできました。
 今の目標は、手術でしっかり人を治す力を身につけること。6年生になると実習先を附属の大学病院以外からも選択できますが、そのときは、ホームに甘えず、どんどん外で鍛えていきたいと思っています。英語は決して得意ではないですが、海外実習にもチャンスがあればチャレンジしたいです。

学園祭では内科模擬健診の大役にも挑戦。
多様な実習を機に興味を広げています。

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第6学年 池田 千枝莉
出身校:道立滝川高等学校
(北海道)

 6年生の臨床実習では、自分の希望を出して配属される科を1カ月ずつ回ります。最初に希望したのはリウマチ科。というのも、皮膚科の実習で問診中に「これは膠原病による皮疹では?」と気づいて先生に報告したらその通りだった、という経験から興味を持ちました。次に配属されたのは泌尿器科。5年生の地域診療実習で泌尿器科に行き、患者さんは女性が多いのに男性医師が多く、女性医師の必要性を感じたことが理由でした。その泌尿器科で導尿などを担当するうち、実際に手を動かす仕事に興味が出てきて、今後予定している乳腺科(外科の一種)の実習も興味深く、豊富な実習の機会を通じてどんどん視野が広がっています。

 印象深い思い出は、4年生のときの東医祭(学園祭)で、地域の人の健康診断を行う「内科模擬健診」の委員を担当したこと。勉強会からスタートし、約4カ月の準備期間を経て、ブースの配置やルート設計まで含めてすべて自分たちでやり遂げたのは本当に勉強になりました。バイトや旅行など学生らしい青春も謳歌しましたが、見守ってくれる先生がいて、周りにはよく勉強する友人たちがいて、メリハリをもって学べる雰囲気が東医にはあると思います。国家試験を控えた今は、先生がこの先のモデル学習スケジュールを用意するなど、学生を引っ張ってくれる雰囲気にも助けられています。
 もともとは勉強が苦手だった私ですが、今勉強ができないと悩んでいる人も、この環境でならきっと力を伸ばすことができると思います。

レベルも忙しさもトップクラスの病院に
挑戦する実力と強さが身につきました。

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卒業生 山田 ありさ
出身校:県立長野高等学校(長野県)
勤務先:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

 水泳部では4年生の夏まで幹部を務め、勉強サークル「DOCS」では手技の練習から後輩への講義まで多様な活動をして忙しく過ごした大学時代。中でも最後の水泳の大会で、出場全種目自己ベストを出せたのは素晴らしい思い出です。6年生の4月には海外臨床実習も経験。血液内科で最先端の分子標的薬治療を行っているソウル国立大学ブンダン病院に行き、保険制度の違いや病院の規模に関する考え方など、日本との違いも体感することができました。
 現在働いているのは都内でトップクラスに忙しい病院。本当にここでやっていけるのかと最後まで悩みましたが、友人に「お前、そんなに頑張らない人だっけ?」と言われて決意したんです(笑)。実際に入ってみると、同期の研修医はとても優秀で、自ら考えて判断する機会や手技のチャンスも多い。一方で日本のトップ医療を見てきた教育熱心な先生方がいて、自分の仕事への評価もきちんと受けられます。東医のOBの先生もいて、先日は一緒に当直を務め、後輩の私にいろいろお話を聞かせてくださいました。
 振り返ってみると東医の授業の質は高かったと改めて思います。低学年の授業にもちゃんと国家試験につながる内容が盛り込まれ、レジュメを見直すだけで理解できる。先生方は教育熱心で分け隔てなく指導してくださいました。またそうやって思う存分学びながら、部活にも全力で打ち込む雰囲気も東医ならでは。そこで培われた努力の精神も、今、とても役立っていると感じています。

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