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情報更新日 17/04/11 (火) 15:55

医学部2学年   (一般目標・到達目標)

解剖学(1)
学期 前期
単位数 5単位
担当
主任教授 伊藤正裕
講師 宮宗秀伸
講師 李 忠連
助教 河田晋一
助教 永堀健太
助教 表原拓也
一般目標(GIO)  人体構造を局所解剖学(Regional Anatomy)と局所発生学(Regional Embryology) とを軸に学習する。人体のそ れぞれの構造と互いの構造の位置関係を把握し、それらが機能的にあるいは発生学的どのように関連しているかにつ いて考える。そのために実際の人体の詳細3次元的観察を行う。各個体の解剖(触れる,観る,聴く)をとおして「観 察眼の養成」を行い、人体構造の普遍性(一般性)と個性(多様性)を認識する。また,たったひとつの細胞(受精
卵)から複雑な人体構造へと発展する過程(人体発生の最終地点である成体構造)を念頭に入れながら解剖を進める ことによって「生命の神秘・驚異」に触れる。なお、解剖体には常に「感謝と尊敬の気持ち」をもって接し、献体の 意義を十分に理解するとともに、「人命の尊厳と死」について深く考える。
重要事項 「東京医科大学の医学生に、人体構造をしっかり学んでもらい、将来良い 医師・ 研究者になって欲しい。そのために自らの身体を無償で提供したい」
 肉眼解剖学実習は、東寿会という献体組織のひとりひとりの上記のお志のもとに可能となっている実習である。また、この実習は献体された会員の御家族の御理解がなければ実現しない。他科目の実習と異なり「医学生・東寿会会員・東寿会会員の家族・教員」の4者によって成り立つ実習になる。したがって、学生は東寿会会員とその御家族の尊いご意志に畏敬と感謝の気持ちを持ち続けて実習に臨むのは当然のことであり、実習は必ず全回参加しなければならない。尚、やむを得ない理由で欠席・早退・遅刻を余儀なくされる場合は、必ず事前に人体構造学講座に連絡を入れ、早急に理由書に記入し、証明書類とともに提出することとする。無断欠席・早退・遅刻および不適切な行動は献体への畏敬と感謝の念がないものと見なし、それ以降の解剖実習への参加を禁止する。  以上
人体構造学分野 主任教授 伊藤正裕
全実習を通しての到達目標
○ (1) 各臓器の配置と位置関係 ○ 1) 各器官の位置関係を方向用語(上下、前後、内・外側、浅深、頭・尾側、背・腹側)で説明できる。
○ (2) 運動器(筋骨格)系 ○ 1) 骨・軟骨・関節・靭帯の構造を説明できる。
○ 2) 頭部・顔面の骨の構成を説明できる。
○ 3) 四肢の骨・関節を列挙し、主な骨の配置を図示できる。
○ 4) 椎骨の構造と脊柱の構成を説明できる。
○ 5) 四肢の主要筋群の運動と神経支配を説明できる。
○ 6) 骨盤の構成と性差を説明できる。
○ 7) 骨の成長と骨形成・吸収の機序を説明できる。
○ 8) 姿勢と体幹の運動にかかわる筋群を概説できる。
○ 9) 抗重力筋を説明できる。
○ (3) 循環器系) ○ 1) 心臓の構造と分布する血管・神経を説明できる。
○ 2) 体循環、肺循環と胎児循環を説明できる。
○ 3) 大動脈の枝を図示し、分布域を概説できる。
○ 4) 頭頚部と四肢の主な動脈を図示し、分布域を概説できる。
○ 5) 主な静脈を図示し、門脈系と大静脈系の吻合部を説明できる。
○ 6) 胸管を経由するリンパの流れを概説できる。
○ (4) 末梢神経系 ○ 1) 末梢神経系の構成を概説できる。
○ 2) 脳神経の名称、走行・分布を概説できる。
○ 3) 脊髄神経と神経叢(頚腕神経叢、腰仙神経叢)の構成および主な骨格筋支配と皮膚分布を概説できる。
○ 4) 視覚、聴覚・平衡覚、嗅覚、味覚の末梢の伝導路を概説できる。
○ 5) 交感神経系と副交感神経系の末梢分布を概説できる。
○(5) 呼吸器系 ○ 1) 気道の構造、肺葉・肺区域と肺門の構造を説明できる。
○ 2) 肺循環の特徴を説明できる。
○ 3) 縦隔と胸膜腔の構造を説明できる。
○ 4) 呼吸筋と呼吸運動の機序を説明できる。
○ (6) 消化器系 ○ 1) 各消化器官の位置、形態と血管分布を図示できる。
○ 2) 腹膜と臓器の関係を説明できる。
○ 3) 食道・胃・小腸・大腸の基本構造と部位による違いを説明できる。
○ 4) 肝の構造を説明できる。
○ 5) 膵外分泌系の構造を説明できる。
○ (7) 腎・尿路系 ○ 1) 腎・尿路系の位置・形態と血管分布・神経支配を説明できる。
○(8) 生殖機能 ○ 1) 生殖腺の発生と性分化の過程を説明できる。
○ 2) 男性生殖器の発育の過程を説明できる。
○ 3) 男性生殖器の形態を説明できる。
○ 4) 女性生殖器の発育の過程を説明できる。
○ 5) 女性生殖器の形態を説明できる。
○ (9) 妊娠と分娩 ○ 1) 妊娠・分娩・産褥での母体の解剖学的変化を説明できる。
○ 2) 胎児・胎盤系の発達過程での形態的変化を説明できる。
○ (10) 乳房 ○ 1) 乳房の構造を説明できる。
○ 2) 成長発達に伴う乳房の変化を説明できる。
○ (11) 内分泌・栄養・代謝系 ○ 1) 各内分泌器官の位置を図示し、そこから分泌されるホルモンを列挙できる。
○ (12) 眼・視覚系 ○ 1) 眼球と付属器の構造を説明できる。
○ (13) 耳鼻・咽喉・口腔系 ○ 1) 外耳・中耳・内耳の構造を図示できる。
○ 2) 口腔・鼻腔・咽頭・喉頭の構造を図示できる。
○ (14) 個体の発生 (肉眼解剖学の立場から) ○ 1) 配偶子の形成から出生に至る一連の経過と胚形成の全体像を説明できる。
○ 2) 体節の形成と性分化を説明できる。
○ 3) 体幹と四肢の骨格と筋の形成過程を概説できる。
○ 4) 消化・呼吸器系各器官の形成過程を概説できる。
○ 5) 心血管系の形成過程を説明できる。
○ 6) 胚内体腔の形成過程を概説できる。
○ 7) 鰓弓・鰓嚢の分化と頭・頚部と顔面・口腔の形成過程を概説できる。
△ (15) 基礎解剖学実習(前期実習) △ 1) 局所における諸構造の位置関係を説明できる。
△ 2) 諸構造の機能的な連関を念頭に置きながら剖出・観察を行うことができる。
△ 3) 不明な点については、実習室に持ち込んだテキストを用いて、できるだけ自分たちの力で問題解決することができる。
△ 4) 本講座が作成した予定表にあわせて実習を進めることができる。
△ 5) 解剖器具を正しく使うことができる。
△ 6) 班員同士で協力して作業ができる。
△ 7) 解剖体、実習室、共同実習器具を良好かつ清潔な状態に保つことができる。
△ 8) 実習終了時には献体されたご本人およびご遺族に対する感謝文を記し、解剖体を正しく納棺・献花することができる。
△ 9) 本学の献体組織の会である「東寿会」の総会に参加し、会員の方々と親睦を深めることができる。
人体構造学総論 1) 各器官の位置関係を方向用語(上下、前後、内・外側、浅深、頭・尾側、背・腹側)で説明できる。
2) 胎児・胎盤系の発達過程での形態的変化を説明できる。
3) 配偶子の形成から出生に至る一連の経過と胚形成の全体像を説明できる。
基礎解剖学実習、骨学実習 1) 局所における諸構造の位置関係を説明できる。
2) 諸構造の機能的な連関を念頭に置きながら剖出・観察を行うことができる。
3) 不明な点については、実習室に持ち込んだテキストを用いて、できるだけ自分たちの力で問題解決することができる。
4) 本講座が作成した予定表にあわせて実習を進めることができる。
5) 解剖器具を正しく使うことができる。
6) 班員同士で協力して作業ができる。
7) 自主自学の精神を持って各班のテーマについて剖出と観察を試みる。
8) 病変、手術痕、破格について、なぜそのような状態になったのかを推察できる。
9) 解剖体、実習室、共同実習器具を良好かつ清潔な状態に保つことができる。
10) 実習終了時には献体されたご本人およびご遺族に対する感謝文を記し、解剖体を正しく納棺・献花することができる。
11) 本学の献体組織の会である「東寿会」の総会に参加し、会員の方々と親睦を深めることができる。
12)「ご遺骨返還式」に参加して、献体されたご本人およびご遺族に対して感謝の意を捧げる。

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