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情報更新日 17/04/11 (火) 16:02

入局案内

学生に望むこと

 基礎医学講座とは、臨床の現場から一歩下がって「生命とは何か?」「病気とは何か?」を探求する場である。その中で「形態学」は「かたち」を重視した学問になる。
 時々、「形ではなく機能を調べなければだめだ」という研究者がいる。しかし、それは間違いである。「形態には機能が宿り、機能発現には必ず形態が伴う」からである。
 今、医学はどんどん細分化し、また分子レベルでの解析が主流となってきている。その情報量は増大化の一途を辿っている。しかし、そういう時代だからこそ、生体を全身的に捉える観察眼を養成し、日々溢れる医学情報の中から自分なりに必要な物を抽出して系統立てていくことが大事になってくる。その中で解剖学は「分子-細胞-組織-器官-器官系-個体」という軸を持ってwhole body を観ることを可能にする学問といえる。
 観察したい器官系をすぐにすりつぶしたりバラバラして測定機器にかけるのではなく、なるべく壊さずにwhole で有機的に捉えていきたいという姿勢に共感する人達に集まって欲しい。

参考までに本講座では形態学をベースに下記のような研究テーマに現在取り組んでいる。
研究の柱
・マウス・ラットを用いたin vivo実験医学
・人体解剖学
研究内容
1.自己免疫性精子形成障害モデルの解析
2.環境因子の精巣への影響の研究
3.雄性生殖器官の結合組織の生理と病理
4.血液-精巣関門の機能形態学的研究
5.性差(gender difference)の研究
6.生殖系-免疫系連関の進化研究
  • 7.臨床解剖学
  • 8.実験的漢方医学
  • 9.全身血管系の解析学
  • 10.東洋医学から観た内臓系解剖学
  • 11.リハビリテーション医学から観た体壁系解剖学
  • 12.臓器保存・臓器移植の研究

 形態学は動きのない学問と思われがちである。しかし、「場の観察」は時間軸を加えると生体反応の経時的変化から発生・進化の過程まで探求できるたいへんダイナミックな学問になるのである。「じっくりと場を観察する生命形態学」に自分に合ったテーマを捜し、whole body を観る視点で研究を展開していただきたい。

  • 資料請求

大学院・専攻生の資料請求は anatomy@tokyo-med.ac.jp 小川夕輝(人体構造学分野:事務担当)まで。 資料で、大学院・専攻生の違い、それぞれの申請資格、申請手順、授業料、医学博士号取得条件、博士号取得までにかかる年数などが分かります。