修士課程 専攻および研究指導領域

専攻

医科学専攻

授業科目の名称

医科学特別研究

講義等の内容

「医科学特別研究」は、4つの研究領域(1.免疫学感染症領域、2.神経科学領域、3.癌研究領域、4.公衆衛生学領域)を設定し、それぞれ7、7、5、4人の教員を配置する。
『1.免疫学感染症領域』には「分子免疫学」、「微生物学」、「医学総合研究所(運動器科学研究部門)」及び「医学総合研究所(免疫制御研究部門)」が、『2.神経科学領域』には「分子薬理学」、「病態生理学」、「組織・神経解剖学」及び「法医学」が、『3.癌研究領域』には、「分子病理学」、「生化学」、「医学総合研究所(分子腫瘍研究部門)」及び「医学総合研究所(トランスレーショナル推進部門)」、そして『4.公衆衛生学領域』には「公衆衛生学」が属する。
それぞれの領域の各教員は下記のようなそれぞれの研究課題に基づいて研究指導を行う。複数の研究課題を有する教員は、学生と相談の上、それぞれの学生にあったテーマを選択する。

1.免疫感染症研究領域

A.分子免疫学

横須賀忠

  1. 分子イメージングによるT細胞シグナルの多次元的基盤研究
    T細胞受容体は、1つの抗原+MHCを結合・認識した後、複数のシグナル伝達系に分岐し、多様な反応を示す。最新の分子イメージング技術を用いて、T細胞の活性化の場「免疫シナプス」や、当研究室で発見した最小シグナルユニット「マイクロクラスター」を観察し、T細胞シグナルの新たなパラダイムの創出を目指す。

  2. 免疫チェックポイント分子の分子メカニズムの解明
    PD-1やCTLA-4などT細胞抑制性補助刺激受容体は、がん免疫療法の革命と評される「免疫チェックポイント療法」の標的分子でもある。補助刺激受容体で構築される複雑なシグナルネットワークの分子間相互作用を明らかにし、がんで疲弊したT細胞の賦活化など、治療に結びついた基盤研究を目指す。

  3. T細胞活性化を制御するユビキチンの多機能性の研究
    T細胞受容体シグナルはユビキチン修飾を受けることで、内包・分解による抑制系と、NF-kB経路シグナルの活性系とが同時に惹起される。E3ユビキチンリガーゼCblファミリーを中心に、T細胞バイオロジーにおけるユビキチン修飾の生理的意義を検討する。

  4. T細胞シグナルにおける細胞骨格系の機能的意義の研究
    体内を循環するリンパ球にとって、細胞骨格は移動のための重要なモティリティである。T細胞シグナルにとっても想定外な機能が考えられる、アクチン、ミオシン、微小管、中間径フィラメントなどの細胞骨格分子の新機能を探索する。

  5. ナノ粒子を用いた新規がんペプチドワクチンの開発
    がん免疫治療の一端として、がん抗原を用いたワクチン治療が進められている。高分子ナノ粒子を使って、がん抗原ペプチドと免疫賦活アジュバントが効率良く抗原提示細胞に取り込まれるような、高効率的ながんペプチドワクチンを開発する。

B.微生物学

松本哲哉

  1. 日和見感染症の細菌学的・免疫学的検討
    特に抗癌剤投与後の免疫不全状態を想定して、申請者は緑膿菌の定着マウスにサイクロフォスファマイドを投与するマウスの実験系を用いて、敗血症の病態や炎症性サイトカインの関与を解明する。

  2. 各種薬剤耐性菌の病原因子の研究
    MRSAおよび緑膿菌の各種病原因子について、in vitro および in vivo の系で病原因子の発現と細胞あるいは生体への影響を解明する。

  3. プロバイオティクスおよびラクトフェリンを用いた耐性菌感染対策
    プロバイオティクスは生体の免疫能を高め、ラクトフェリンは細菌のバイオフィルム産生抑制効果が認められる。これらの効果をどのように耐性菌対策に役立てられるか、動物実験の系などを用いて検討する。

  4. NKT細胞やCD1dの腸管免疫における役割
    NKT細胞は第4のリンパ球として免疫機構の重要な役割を担っているが、各種病原体の感染症における役割については、まだ不明の点が多く、マウスの敗血症および呼吸器感染の系を中心として、その役割を解明する。

  5. EBウイルスの感染病態
    EBウイルス感染は癌化との関連性が強く示唆されているが、実際にどのような機序で癌を発生させるのかについては、まだ不明の点が多い。そのため細胞培養の系を用いて、分子遺伝学的なアプローチを含めて発癌のメカニズムについて解明する。

C.医学総合研究所(免疫制御研究部門)

善本隆之

  1. サイトカインの免疫制御における役割や機構
    IL-6/IL-12サイトカインファミリーに属するIL-23、IL-27、IL-35等と、これらにより制御されるサイトカインIFN-γ、IL-10、IL-17、IL-22等の正常の生理的条件下、および、がん、自己免疫、アレルギーなどの種々の病態形成における役割を明らかにする。

  2. 治療応用への可能性について研究
    IL-27蛋白および発現ベクター投与と、IL-27の中和抗体の投与による種々の病態の治療効果を明らかにする。さらに、IL-27を用いてミエロイド系前駆細胞を増やし応用する新しい免疫細胞療法の開発も試みる。

  3. 新規サイトカインの同定
    IL-6/IL-12サイトカインファミリーに属するサイトカインのサブユニットの組み合わせを変え、新たな新規ヘテロダイマーサイトカインの同定を行う。さらに、サブユニット単独での効果も明らかにする。

D.医学総合研究所(運動器科学研究部門)

中島利博

  1. 関節リウマチの分子メカニズムの研究
    関節の恒常性維持に重要な役割を果たしている我々が世界で最初に発見したシノビオリンあるいは類縁分子の関節リウマチ発症における役割を明らかにする。また同分子に対する標的療法を開発し、慢性関節リウマチの治療薬につなげる。

  2. 蛋白分解系からの難治性疾患へのアプローチ
    シノビオリンはE3 ligaseのひとつであり、その広い発現分布を考慮すると、その機能異常は慢性関節リウマチのみならず、肝臓やその他の臓器において、繊維化が亢進する病態に関連する可能性が高い。種々の関節外病態に対する影響を検討する。

2.神経科学領域

A.分子薬理学

松岡正明

  1. アルツハイマー病におけるTGFbeta2説と防御仮説の研究
    代表的な認知症性神経変性疾患であるアルツハイマー病の発症病態として、申請者はTGFbeta2説と防御仮説を提唱している。これらの仮説を検証する研究を培養細胞やアルツハイマー病モデル動物を用いて遂行する。

  2. 内在性神経細胞死防禦因子ヒューマニンを応用したアルツハイマー病治療法の開発
    アルツハイマー病の毒性を抑制する内在性防御因子ヒューマニンの機能を解明し、ヒューマニンシグナルを活性化するアルツハイマー治療薬を開発する。その基礎研究と前臨床試験を遂行する。

  3. 筋萎縮性側索硬化症における運動神経細胞死機序の解明
    運動神経特異的な神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症の病態の仮説として、D-seine説やBTBD10仮説を主張している。これらの仮説の妥当性を検証することを中心課題として病態を解明し、特異的な治療を開発する研究を行う。

橋本祐一

  1. アルツハイマー病における細胞死メカニズムの研究
    認知症性神経変性疾患であるアルツハイマー病の発症メカニズムは解明されていない。申請者は in vitro 神経細胞死モデルを樹立し、その分子メカニズムのシグナル伝達系の概要を明らかにしてきた。今後も、その詳細研究を継続する。

  2. ヒューマニンおよびその類似因子CLSPによるアルツハイマー病治療法の研究
    アルツハイマー病関連細胞死を抑制する内在性因子ヒューマニント類似の作用を有する別の因子CLSPの機能を検討し、最終的にアルツハイマー治療薬を開発する。

B.病態生理学

林由起子、川原玄理

  1. 核膜病の分子病態解明
    核膜タンパク質をコードする遺伝子異常によって生じる核膜病は筋疾患、心疾患、末梢神経障害、代謝異常、早老症など様々な疾患を引き起こす。核膜分子の機能と相互作用、ならびに病態機序の解明、ならびに治療法開発を目指す。

  2. 筋細胞膜修復薬の開発
    筋細胞膜タンパク質であるジスファーリンは、細胞膜修復に重要な役割を担っているタンパク質で、その欠損は肢帯型筋ジストロフィー、および三好型遠位型ミオパチーの原因となる。細胞膜修復を改善するジスファーリン欠損症に対する治療薬のスクリーニングを行う。

  3. 筋タンパク質品質管理と分子病態の解明
    タンパク質分解機構の異常は様々な神経筋疾患の原因となる。神経筋疾患における様々なタンパク質品質管理異常症について、その分子病態を明らかにし、治療法開発を目指す。

佐々木光美

  1. 顔の表情と情動変化
    喜びや笑いは心身をリラックスさせ、免疫力も上昇させる。一方怒り、悲しみは逆の効果をもたらすことが知られている。感情は表情とも密接な関係がある。本研究は、表情変化により生起される感情を、心理学的に検討するとともに、脳活動、自律系にどのような変化を及ぼすかについて検討する。

C.組織・神経解剖学

石 龍徳 北澤宏理

  1. 成体型神経幹細胞のニューロン分化過程の研究
    成体脳の大部分には、神経幹細胞は存在しないので、脳傷害時にニューロンが再生されることはない。しかし、海馬には例外的に成体型神経幹細胞が存在し、ニューロンを産生し続けている。この機構を解析することにより、脳組織再生の可能性を探る。

  2. 成体型神経幹細胞の成立過程の研究
    胎生期の神経幹細胞の大部分は、生後消失するが、海馬では成体型の神経幹細胞となって残る。胎生期~生後初期における成体型神経幹細胞の成立過程を解明する。

  3. てんかんモデル動物における異常なニューロン新生の解析
    てんかんモデル動物では、ニューロンの新生が増加するとともに、異常な形態のニューロンが出現する。この異常なニューロン新生とてんかん発作との関連を解明する。

D.法医学

吉田謙一

  1. 睡眠時無呼吸症候群 (Sleep Apnea Syndrome: SAS)モデル動物の病態研究
    SASは、運転中・労働中の事故の原因として、また、心血管疾患による突然死の要因として注目されている。しかし、従来、SASの主要病態である間歇低酸素暴露(Intermittent Hypoxia, IH)を再現することが難しかった。私達は、多数のラットを長期間、IH暴露する装置を独自に開発し、脳白質脱髄、上顎骨形成異常、心不全(防止)、加齢に伴う肺高血圧症(防止)等の病態の再現に成功し、他大学の数機関と共同で病態の解明を進めている。この過程で、arginase・autophagy活性化、macrophage(肺)・microglia (脳)・Kupffer細胞(肝臓)動員と保護因子誘導等を見出した。

  2. 血小板減少性紫斑病(Thrombotic Thrombocytopenic Purpura: TTP)モデル動物の病態研究
    血小板血栓の形成を促進するvon Willebrand Factorを切断するADAMTS13という酵素の欠損がTTPの主要な分子基盤である。しかし、ADAMTS13欠損単独では、TTPを発症しない。私達は、ADAMTS13欠損マウスにTTPを発現する因子を発見し、従来、あまり知られていない表現型を見出した。そこで、この病態モデルの分子機構の解明を行っている。

原 修一

一酸化炭素中毒における脳傷害に関する研究
一酸化炭素(Carbon monoxide, CO)は,脳のdopamine作動性neuronに作用して脳障害を惹起する。プリン受容体は、種々の細胞にあり、細胞内外・細胞間の情報伝達を仲介し、細胞障害・死に寄与する。そこで、CO投与ラットの脳におけるプリン受容体の神経細胞障害・死への寄与、その分子機構を研究している。

公衆衛生

救急医療における終末期医療に関する研究
救急医療における、人工呼吸等の医療の中止等におけるinformed consent、尊厳死等を巡る倫理的・法的問題点を関係者に対する調査をもとに研究する。

3.癌研究領域

A.分子病理学

黒田雅彦

  1. 癌の分子標的治療法
    癌細胞には、その発生、増殖の原因となる分子が存在する。これらの癌の原因分子を標的にした治療法の開発を行う。

  2. miRNAを標的にした分子診断
    miRNAは、ゲノムから転写される、非翻訳型の小 RNA である、miRNAは様々な疾患、病態に関与するが、このmiRNAは、組織中のみならず体液中にも存在する。これらの疾患で変動をおこすmiRNAを検出する分子診断の研究を遂行する。

  3. 骨髄間葉系細胞
    骨髄間葉系細胞は、抗炎症作用があることが知られている。申請者は、すでにRAやアトピー性皮膚炎動物モデルでの検討を行っている。本研究においては、骨髄間葉系細胞が免疫担当細胞に作用する詳細な分子メカニズムを検討する。

  4. iPS細胞を用いた細胞治療
    iPS細胞からエクソソームを効率に単離することを研究する。このエクソソームを核酸医薬品の薬物送達に用いる。

  5. 骨軟部腫瘍の臨床病理学的・分子病理学的解析
    いくつかの骨軟部腫瘍には、特的な遺伝子異常が存在し、診断において重要なマーカーになっている。これらのマーカーをより簡便に、高感度に検出する方法を検討する。

倉田 厚

  1. 血管炎および大動脈瘤の病因
    代表的な血管炎であるANCA関連血管炎の病因として、好中球が放出する酵素が血管内皮を障害することを提唱している。SLE患者における大動脈瘤の成因として胸部大動脈では原病に合併した血管炎が、腹部大動脈では長期ステロイド使用に伴う動脈硬化が関与すると提唱している。また、腎嚢胞合併に伴う大動脈瘤の成因として、腎尿細管と大動脈中膜の両者に共通する脆弱な体質があると仮説を立て、その病態を解明する。

  2. サルコイドーシスの病因と病態
    皮膚サルコイドーシスの抗原は肺などから来るのではなく皮膚局所から来ることを抗原提示細胞の分布から明らかにした。また、寒冷地にサルコイドーシスが多い理由として、免疫形成期の気道におけるウイルス感染の頻度の多さが関わることを提唱している。これらの仮説を証明する研究を遂行する。

B.生化学

宮澤啓介

  1. オートファジーの人為的制御(manipulation)-オートファジー誘導療法に向けての基礎研究
    生命現象は合成系(=同化)と分解系(=異化)の"動的平衡"により維持されている。オートファジーは,ユビキチン・プロテアソーム系と並んで細胞内小器官やタンパクの主要な分解機能を担っていが,近年,ミトコンドリアやリボソームを含めた細胞内小器官の"品質管理"としての役割が注目されている。本研究では,小胞体ストレス緩和や活性酸素種産生を抑制することを目的に,オートファジーを積極的に誘導する方法を多角的に探求する。

  2. 小胞体ストレス誘導による多発性骨髄腫の新規治療法の確立に向けての基盤形成
    多発性骨髄腫はγ-グロブリン(M-タンパク)合成の旺盛な難治性造血器腫瘍の一つである。本研究では,ユビキチン・プロテアソーム系とオートファジー・リソソーム系の二つのタンパク分解系の細胞内クロストークに着目し,この二大タンパク分解系を同時に阻害することで,小胞体ストレス誘導による効率的な殺細胞効果を検証する。

  3. ビタミンK2による抗腫瘍効果の分子基盤の解明と臨床応用。
    我々の研究グループは,ビタミンK2が白血病細胞を含めた種々の癌細胞に対して,選択的にアポトーシスを誘導することを発見した。本研究では,このビタミンK2による"アポトーシス誘導能"と癌細胞に対する"選択性"に関する分子基盤を解明する。

C.医学総合研究所(分子腫瘍研究部門)

大屋敷純子

  1. 白血病の機序(Epigenetics、miRNA)
    白血病発症のエピジェネティックな分子機構についての研究。白血病の分子病態は染色体異常により規定される事が多いが、申請者はDNAメチル化やmiRNA発現の異常などのエピジェネティックな変化と病態の関係を解明する。

  2. 造血-血管新生と造血幹細胞/細胞治療
    造血幹細胞と造血環境について申請者は血管新生と幹細胞のモデル実験系を用いて、その相互作用を解明し、より有効な細胞治療を確立する。

  3. ナノ粒子による分子標的療法
    ゴールドナノ粒子修飾により治療抵抗性肺癌などに有効なドラッグデリバリーシステムを開発する。

  4. テロメア
    加齢に伴う諸疾患におけるテロメア動態の解析。がん、生活習慣病、認知症など加齢に伴う諸疾患においてはテロメアの異常が病態との深くかかわっている。申請者はライフスタイルの変化と加齢に伴う諸疾患がテロメアに及ぼす影響を分子生物学的手法を用いて解明する。

D.医学総合研究所(トランスレーショナルリサーチ推進部門)

稲津正人

  1. コリントランスポーターと細胞増殖の関連性に関する研究
    コリンは、全ての細胞にとっての必須分子であり、細胞膜の構成成分であるリン脂質(フォスファチジルコリン)の前駆体および神経伝達物質であるアセチルコリンの前駆体として利用されている。コリンを細胞内に輸送するコリントランスポーターの機能と細胞増殖との関連性を明らかにする研究を推進している。細胞増殖異常を伴う悪性腫瘍や乾癬などの疾患におけるコリントランスポーターの役割を解明することにより、コリントランスポーターを標的とした治療薬の開発を目指し、医療に貢献することを目的とする。

  2. トランスレーショナルリサーチの推進
    株式会社新日本科学が有するSNBL経鼻投与デバイス技術を用いて、既存医薬品の経鼻への投与経路変更による医薬品開発を推進する。SNBL経鼻投与システムは、吸収促進剤を含まない粉末製剤で、独自の簡便操作の経鼻投与でバイスであり、特に生物学的利用率が高く、吸収速度が速い特性を有し注射剤に匹敵する血中動態プロファイルを示す。現在、SNBL経鼻投与システムを応用した鎮痛薬の開発に着手している。癌性疼痛、術後疼痛および慢性疼痛のコントロールを目的とした経鼻投与製剤の開発研究(前臨床試験)を実施する。

4.公衆衛生学領域

A. 公衆衛生学

井上 茂 大谷(安部)由美子

  1. 地域健康作り環境
    身体活動、栄養等の健康行動と居住地域周辺の環境との関連が指摘されている。どのような地域環境のもとで住民の健康行動が促進されるのかを明らかにし、地域環境を変えることによって健康行動を促進し、生活習慣病の予防につなげるための研究を実施する。

  2. 生活習慣改善のための行動医学
    生活習慣の改善を促すためには単に悪い生活習慣のリスクを警告するだけではなく、行動医学的な手法が有効と考えられる。健康行動の心理社会的な決定要因を明らかにして、どのような介入を実施したら効果的に行動変容が図れるのかを研究する。

  3. 身体活動の効果に関する実験的研究
    身体活動が健康の維持増進に有効なことは明らかだが、どのような身体活動(種類、強度など)を、どの程度実施したらどのような効果があるのかには不明な部分が多い。実験的な研究手法を用いてこれらに関する検討を進めている。

小田切(権田)優子

  1. 職域ソーシャルキャピタルの健康影響に関する疫学研究
    信頼、規範、参加のネットワークで説明される職域ソーシャルキャピタルが、抑うつや循環器疾患危険因子などの労働者の健康状態や疾病休業におよぼす影響について疫学的検討を行う

  2. 長時間過重労働の生体影響に関する研究
    労働者を対象として長時間過重労働と精神健康度、循環器疾患危険因子、血中テロメア長との関連について疫学的検討を行う。

髙宮朋子

  1. 労働者を対象に疲労とメタボリックシンドロームについての疫学的研究
    職域での調査・研究を実施し、栄養摂取状況、食習慣、運動習慣、睡眠状況等の生活習慣及び労働状況が労働者の蓄積疲労にどのように関係するか、さらには蓄積疲労がメタボリックシンドローム等の健康状態にどのように影響を与えるかを横断的及び縦断的に疫学の手法を用いて検討する。

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