ミニコミ誌「みどりの丘」
2008年09月1日発行 今月のおはなし
救命救急センターの役割とは
東京医科大学八王子医療センターは八王子に唯一の救命救急センターとして3次救急を中心に機能しています。
3次救急とは生命の危機に瀕している最重症を対象としています。具体的には、突然の心肺停止、多発外傷、脳出血・梗塞等の脳血管障害、心筋梗塞や狭心症等の心疾患、呼吸不全等です。つまり救急医療の最後の砦ともいわれており、我々、5名のスタッフと若干名の研修医が24時間365日体制で救急部門に専従しています。我々救急医は、生命の危機を迅速にかつ適切に回避し、その後、社会復帰に向けて各専門診療科と連携して総合的に診療にあたっています。
現在の救急医療体制は119番通報から始まります。救急隊はいち早く現場に駆けつけ、皆さんのお話を聞いて観察して、重症度に応じた適切な医療機関に速やかに搬送します。この中で皆さんがけがや病気の方にできることは少なくありません。例えば、迅速に119番通報し、現場ではできる範囲で応急手当をして、状態を救急隊に伝える等があり、これらによってその方々の予後は改善されます。流れは救命の連鎖の図を参照してください。
皆さんには、病気にならないように日頃から予防していただくとともに、いざという時の応急手当を練習していただければと思います。特に胸骨を圧迫する心臓マッサージやAEDの使い方は是非とも身につけていただきたいと思います。我々はこのような応急手当法を医療関係者だけでなく一般の方々にも啓発しています。
- 参考
- 大まかな目安としては、1次救急とは当日に帰宅可能、2次救急は数日の入院が必要、とされていて、救急医療機関はこのように役割分担されていますので、病状が落ち着けば地域の適切な医療機関に転院をお願いすることも少なくありません。






