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黄斑疾患外来へ 
 東京医科大学茨城医療センター  眼科
 
 加齢黄斑変性
 
目には様々な老化現象による病気が起こりますが、「加齢黄斑変性」はその代表的なものです。この病気にかかると、網膜の中心部が悪くなるので、視野の中心の、もっともよく見ようとするところが見えにくくなります。
どんな種類があるの?
1.初期加齢黄斑変性
  視力低下が少ない時期です。進行予防にサプリメントが有効です
2.滲出型加齢黄斑変性
  脈絡膜新生血管によって出血したりします。
3.萎縮型加齢黄斑変性
  黄斑部網膜が徐々に傷んできます。
 
初期加齢黄斑変性
 
萎縮型加齢黄斑変性

滲出型加齢黄斑変性
なりやすい人は?
高齢者、肥満、高血圧、喫煙が知られています。なりやすくなる遺伝子も見つかっているため、血縁に加齢黄斑変性の方がいれば要注意です。加齢黄斑変性にかかった人は、もう片方の目にもかかりやすくなります。
症状は?
ゆがんで見えたり、視野の中心部分が見にくくなります。
どんな検査が必要なの?
視力などの一般の検査の他に、OCTや蛍光眼底検査が必要になるため、診察に時間がかかります。 
予防薬は?
初期加齢黄斑変性の人や、片方の目が萎縮型や滲出型になった人は、専用のサプリメントを内服することにより、発症のリスクを20%減らせる事が報告されています。
治療方法は?
滲出型の場合は早期治療が重要です。光線力学療法や抗VEGF薬硝子体内注射を組み合わせて行います。 
 光線力学療法とは
抗VEGF薬硝子体内注射に関する説明書