TOPページへ
 東京医科大学茨城医療センター  眼科
目の病気についてのTOPページへ
 
 ぶどう膜炎について
ぶどう膜とは眼球の中の虹彩(茶目)・毛様体・脈絡膜の総称です。ぶどう膜炎は、このぶどう膜に炎症を起こす病気です。一般に霧視(かすみがかかったように見えること)・充血・視力低下・眼痛・羞明感などの症状が出現します。要因には、ぶどう膜に対する過剰な免疫反応や、細菌・ウイルス・カビ(真菌)などによる感染が原因として挙げられますが、原因を特定できないこともしばしばです。ぶどう膜炎の診断には一般的な眼科の検査に加えて、血液検査・胸部X線検査などの全身検査を行い、他科とも連携しながら原因の究明や治療効果の判定を行います。ぶどう膜炎の治療の中心はステロイド薬の点眼や内服、あるいは点滴です。ただし、ぶどう膜炎の種類や重症度によって治療法や視力予後が異なるため、その診断および治療にはぶどう膜炎に対する高い専門的知識が必要です。