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研究
東京医科大学血液内科は3つの大型プロジェクトを担当しています。
■文部科学省・社会連携事業
■文部科学省戦略的基盤研究推進事業
■厚生労働省・再生医療推進基盤整備事業
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文部科学省・社会連携進事業
プロジェクト2(プロジェクト長:大屋敷一馬)
全自動遺伝子解析ロボット開発と疾病予防への応用(平成19年度選定)
平成14年度~平成18年度に選定された文部科学省「私立大学産学連携研究推進事業」では疾病の診断・治療のための全自動遺伝子解析ロボットを開発し、一部は臨床検査としての商品化に成功した。この成果を基に「社会連携研究推進事業」(継続)が平成19年度に選定された。近年、遺伝子解析をとりまく社会の状況も大きく変化しつつあり、生活習慣病を代表とする多因子遺伝病については多角的なアプローチが要求されている。すなわち、より優れた医療の提供には個人間の遺伝情報の多様性を考慮した個別化医療を発展させることが必要不可欠といえる。そこで、本事業では東京医科大学・難病治療研究センターとの連携のもと、加齢にともなう諸疾患、ストレス関連疾患など、多様化した現代社会における疾病の予防に重点をおいた汎用型全自動遺伝子解析ロボットの開発を試みることを目的として、平成19年度より研究を開始した。本プロジェクトでは臨床・研究・教育に加えて、地域社会に遺伝子検査技術に関する正しい理解を浸透させ、先進技術と地域社会が一体となって疾病予防に取り組む上での拠点を目指す。
平成21年度が最終年度に相当します。
2010年1月27日 16:30~18:00に最終成果報告会を開催します。
文部科学省・戦略的基盤研究推進事業
プロジェクト2(プロジェクト長:大屋敷一馬)
エピジェネテイックスを標的とした統合的がん克服のための研究拠点形成(平成20年度選定)
研究組織が一体となって、がん研究を統合的に行うことを目的として、がんのエピジェネテイック変化による診断、標的治療を行う。すなわち、各科ごとのテーマの散逸した研究ではなく、がん細胞に共通する分子病態を診断・治療へ連結する。具体的にはがん細胞のテロメア、クロマチン・リモデリング、miRNAなどの変化を「ユニバーサル・バイオマーカー」としてがんの診断に応用する。これらのがんのエピジェネテイック変化を指標にした分子標的療法の評価、およびこれらの変化を標的とした治療法の開発を行う。特にがん幹細胞を標的とする治療法の可能性について重点的に研究し、がん撲滅を目指す。様々な臓器に由来するがんを標的とするこの研究は、内科系(造血器腫瘍・肝癌・皮膚科領域腫瘍・小児腫瘍)、外科系(肺癌・消化器癌・婦人科系腫瘍・泌尿器科系腫瘍・乳癌・頭頚部腫瘍)、小児腫瘍、高齢者腫瘍を対象とするために「がん研究支援室」による情報の収集と整理により円滑に推進する。具体的には基礎研究および診断開発部門が、分子イメージング、miRNAプロファイリング、蛍光分子相関解析によるクロマチン・リモデリング解析などによりがん診断バイオマーカーを検討する。この研究の遂行には東京医科大学・難病治療研究センターとの連携のもと、内科系および外科系診療科ががん患者の包括的研究を行なう。また、がん診断バイオマーカーの臨床的意義、すなわち再発や予後診断における意義を総合的に検討する。一方、これらのバイオマーカーを用いたがん治療、とりわけ分子標的療法の適正化を検証する。
厚生労働省・再生医療推進基盤整備事業(平成20年度選定)
東京医科大学病院は副都心に位置し、都内の研究施設および基幹病院との連携を行い、医学研究および医学教育を推進している。従来より造血器腫瘍、呼吸器系腫瘍および消化器系腫瘍の症例数が多く、都内でも多くの臨床治験を推進している施設の一つである。また、学部では横断的な臨床腫瘍、臨床遺伝および医療安全の教育を行ない、造血器を含む幹細胞移植療法に積極的に取り組んでいる。
今回、病理学講座の黒田雅彦准教授との連携によるiPS細胞を用いたヒト間葉系幹細胞(human mesenchymal stem cells)の開発による移殖片対宿主病(GvHD)の克服に向けた研究を立ち上げた。本年より骨髄間葉系細胞治療研究寄附講座(研究代表者:黒田雅彦)が開設され、本整備事業により、さらにヒト間葉系幹細胞による移植医療への臨床応用を推進する予定である。また、副都心である立地条件を生かし、都内の移植医療施設との連携によるiPSを用いたヒト間葉系幹細胞の提供が可能となる施設整備を計画している。
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