消化器内科学

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主任教授
糸井 隆夫
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概要

消化器内科は、食道から大腸にかけての全消化管と、肝臓・膵臓・胆道を含めた消化器系を診療分野としています。以下の4つのグループに分かれ専門的で高度な診療を、時にグループ間で協調しながら行っています。また各グループにおいてトランスレーショナルリサーチを中心としたBench to Bedの研究を行っております。


胆・膵グループ:内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP) 関連手技また超音波内視鏡(EUS)を応用した画像診断(造影EUS、経口胆道膵管鏡など)や低侵襲治療を中心に行っています。胆管結石などcommon disease に対する標準的な内視鏡治療、従来アプローチが困難であった重症膵炎後の合併症である膵被包化壊死 (Walled-off-necrosis) のEUS下経消化管的ドレナージや、胆道癌・膵癌、さらには癌に伴う悪性消化管閉塞に対しても内視鏡的な集学的治療(EUS下経消化管的胆道・膵管ドレナージ、EUS下胃空腸バイパス術:EPASS、腔内放射線治療など)を行っています。また、臨床研究として原発性膵癌に対する高密度焦点式超音波(HIFU)を行っています。これは、虫眼鏡で太陽の光を集めて紙を焼くように、体外から強力な超音波を体内の癌にフォーカスさせ癌を焼灼する治療法です。


肝臓グループ:肝腫瘍、特に肝細胞癌に対する画像診断および治療を中心に診療しています。画像診断に関しては、主に超音波を用いた精密検査(造影超音波検査、弾性画像解析:エラストグラフィ)を行っております。一方、治療に関しては、経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)を中心に肝癌の治療を行っています。さらにまた、肝癌に対する新たな治療法として、HIFUやナノナイフ(不可逆電気穿孔法)を用いた臨床研究を行っています。慢性肝炎に関してもエラストグラフィによる非侵襲的な肝線維化の評価を日常診療で用いており、ウイルス性慢性肝炎に対しては新たな治療としてインターフェロンフリーの経口薬併用療法なども積極的に行っています。


門脈圧亢進症グループ:食道・胃静脈瘤、異所性静脈瘤に対する内視鏡的治療およびカテーテル治療(B-RTO、TIPS、PTO、PSE)を行っております。また、厚生労働省の門脈血行異常症分科会をとりまとめ、特発性門脈圧亢進症、肝外門脈閉塞症、バッドキアリ症候群の最新治療と研究、ガイドライン作成を行っています。


消化管グループ:上部は早期食道癌の内視鏡治療(EMR,ESD)・胃癌の内視鏡的治療(ESD)およびHelicobacter pylori感染と消化性潰瘍などの治療を行っています。下部は大腸癌の内視鏡的診断・治療(EMR,ESD)や炎症性腸疾患を中心に診療・研究を行っています。また小腸内視鏡を用いた小腸疾患へのアプローチも積極的に行っております。


消化器領域は癌の多い領域ですが、各グループにおいて癌に対する標準的な化学療法(抗がん剤による治療)を、近年では分子標的治療薬も併用し積極的に行っています。

教育内容

主な研究領域(研究内容)

  • 肝癌・膵癌の新しい診断法と治療法の開発
  • ウイルス肝炎の治療
  • 消化管・胆膵疾患の先進的内視鏡的治療
  • 消化器癌のトランスレーショナルリサーチ

大学院医学研究科について

担当科目名名称

内科学専攻/一般大学院・社会人大学院・臨床研究系専攻 消化器内科学

講義概要

肝臓、胆道・膵臓、消化管の各領域における疾患の病態、診断、治療に関する講義を行っています。さらに、研究室では各領域において診断技術や治療法についての有用性を臨床的に検証し、より良いアウトカムを得るための研究を行なっております。さらに、本分野では大学院生に対しては優先的に研究に専念出来るように、通常の臨床研究医と区別したカリキュラムを編成しております。

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