研究活動

医学総合研究所・中島利博教授がキルギス共和国名誉日本領事に就任 ~長年のリウマチ熱の克服活動を通じた両国の交流促進の功績により~

キルギス共和国外務省にて 左からエルラン・アブディルダエフ外務大臣、キルギス国立心臓病センターリウマチ部門ナズグル医師、本学中島教授、モロドガジェフ・リスベク前大使 左から 本学 中島教授、エルラン・アブディルダエフ外務大臣

 この度、東京医科大学医学総合研究所の中島利博教授は、キルギス共和国より、日本における名誉領事に任命されました。

 中島教授は、2006年に初めて同国を訪れて以来、先進国ではほぼ撲滅状態にあるにもかかわらず、中央アジアの各国においてはいまだに子供たちに蔓延する"リウマチ熱"、およびその後遺症による"リウマチ性心疾患"の調査、治療、予防活動の指導にあたっています。全国的な実態調査、高精度検査機器の導入、現地の医師に対する診断・治療方法指導、母子手帳の配布など母親への啓発活動など、保健システム全体の構築支援も行ってきました。

 こうした業績により中島教授は、昨年12月28日、同国のアブディルダエフ外務大臣より日本では3人目となる名誉領事に任命されました。外相から名誉領事を直接任命されることは珍しく、任命と会談の模様は同国の報道でも大きく取り上げられました。本年2月には日本側の手続きが完了して、正式に就任しています。

 なお、中島教授は既に2008年より、キルギス共和国より医療分野に関する国家顧問に任命されており、今後も、リウマチ熱の制圧に向け、そして同国の保健システムの強化に向けて活動を続けていく予定です。昨年10月には、キルギス国立心臓病センター内に「キルギス―日本研究センター」が開設され、研究拠点として、同心臓病センターの医師たちと、中島教授を中心とした日本の各分野の専門家とが協働し、リウマチ熱とその後遺症の克服への取り組みを加速させるものとなっています。医療分野のみならず、文化・経済など多方面でのキルギスの紹介と貢献が期待されています。

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