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東京医科大学創立100周年記念講演会・演奏会を開催しました。

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 11月20日(日)13時から、東京オペラシティ コンサートホールにおいて、「東京医科大学創立100周年記念講演会・演奏会」を開催しました。当日は、ご来賓の方や本学教職員だけでなく、地域や一般の方々も広くご招待し、約1,050名の方々とともに「東京医科大学創立100周年」をお祝いすることができました。

■創立100周年記念講演会

 講演会は、鈴木学長の開会挨拶で始まり、医師でもある宇宙飛行士の古川聡氏から『国際宇宙ステーションと宇宙医学』と題して講演していただきました。はじめに、古川氏自身が約5ヶ月半滞在した国際宇宙ステーションでの、新薬開発につながるタンパク質結晶成長実験など宇宙での様々な科学実験の様子や、滞在中の生活などが映像を交えながら説明されました。また、長期宇宙滞在で起こる身体の変化を解説、その対策とそれが実際に地上での医療にどう活かせるかという宇宙医学についてお話していただきました。さらに、高校時代野球部に所属していたという古川氏が、休みの日にやってみた宇宙空間での「ひとり野球」では、自ら球を投げて、打って、捕れるという貴重な体験を映像と共にお話していただくなど、老若男女問わず楽しめるお話もうかがうことができました。

 講演の最後には、古川氏より大学の記念講演ということで若者に向け、「いろいろなことに興味を持って、具体的な夢を持ち、その夢に向かって一歩でも踏み出す努力をし、その努力を続けていけば何かの形で夢に近づいていける」という温かいメッセージをいただきました。講演後には、会場から「一番難しかった実験は?」「一番おいしかった宇宙食は?」「散髪はどうしていたのか?」「宇宙生活で怖かったことは?」などたくさんの質問があがり、これに対し古川氏は舞台から降りて客席まで出向き、質問者の目の前で丁寧に回答、子供や学生の質問者には握手までしてくださり、とても夢のある、そして心に残る講演会となりました。最後に、古川氏に花束を贈呈し、盛大な拍手ととも感謝の気持ちをお伝えしました。

 演奏会までの休憩時間中には、前日の記念式典で上映した「創立100周年記念映像」を上映し、巨大なスクリーンに映し出される本学の百年の歴史とこれからの未来に向けた展望に、客席の方々も見入っていました。


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■創立100周年記念演奏会


 演奏会では、指揮に川瀬賢太郎氏、ソプラノに本学新入生に校歌指導をしていただいている田中三佐代氏をお迎えし、東京フィルハーモニー交響楽団による演奏が行われました。オープニングは東京オリンピックファンファーレと入場行進曲で華やかに開演、川瀬氏の力強く躍動感のある指揮で、田中氏の華やかで美しい歌声によるミュージカル曲や、壮大なラヴェルの「ボレロ」などの名曲が奏でられ、東京オペラシティのコンサートホールという荘厳な空間に響き渡る美しい音色と歌声に、観客の方々はじっくり聞き入っていました。最後に、本学管弦楽団メディカルアンサンブルの学生数名が演奏に加わり、東京医科大学校歌が演奏されました。

 演奏後、川瀬氏と田中氏に再度登壇していただき花束を贈呈すると、会場からは割れんばかりの拍手が起こり、川瀬氏からの「もう一曲」のジェスチャーで、「ラデツキー行進曲」がアンコール演奏されました。曲に合わせて観客も軽快な手拍子で応え、コンサートホールに響き渡る演奏と手拍子に、会場全体で一体感を感じることができました。演奏終了後には会場全体を包む大きな拍手の中、川瀬氏の先導で演奏に参加した学生たちを立たせて拍手をいただく場面もあり、100年前、たくさんの支援者に支えられながら、学生が建学した医学校であるという稀有な歴史を持つ本学の創立100周年にふさわしい記憶に残る演奏会となりました。

 最後に、臼井理事長から「夢のある講演と素晴らしい演奏を聴かせていただき、次の100年に向け、また明日から働くエネルギー、情熱をいただいた。これからも皆様とともにある医療を提供していきたい」という閉会の挨拶があり、盛会のうちに幕を閉じました。



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