社会貢献

第3回東京医科大学市民公開講座を開催しました。

開会挨拶をする本学鈴木学長 講演をされる松浪健四郎氏(学校法人日本体育大学理事長) トークセッションの様子 質問に答える松浪氏(左)と本学健康増進スポーツ医学分野 浜岡 主任教授(右)

 平成28年12月9日(金)、東京医科大学病院(新宿区西新宿6-7-1)において、第3回東京医科大学市民公開講座を開催しました。

 今回は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会大学連携協定校の活動として行われたもので、演者に、元アスリートで文部科学副大臣を歴任され、現在は多くのメダリストを輩出している学校法人日本体育大学理事長の松浪健四郎氏を迎え、講演とトークセッションを行いました。

 はじめに、本学健康増進スポーツ医学分野 浜岡隆文 主任教授の司会のもと、松浪氏に2020年東京五輪"レガシー"構想「一人ひとりの健康意識改革が、ニッポンの未来の礎になる」と題しご講演いただきました。

 松浪氏は、自身の専門がスポーツ人類学ということで、まずは「スポーツの歴史家」の立場から、1964年東京オリンピックの歴史を解説、当時のオリンピック招致の経緯をはじめ、「国民一人ひとりが安心して暮らせるように」と築き上げられた後世に残る様々な制度こそがレガシーであることを再認識する必要があると説き、改めて2020年の東京オリンピック開催の意義を考える必要がある、と問題提起されました。

 そんな中、国民一人ひとりが健康意識を高めることの重要性として「健康寿命」について話され、平均寿命が世界一という日本だが、一人で生活できる期間である「健康寿命」(男性:71歳、女性:74.5歳)を考えると10数年は一人では生活できない計算になるため、健康寿命を延ばすことは避けては通れない社会課題であり、この解決こそ2020年のオリンピックの目玉にすべきだと力強く語られました。

 講演後、松浪氏と浜岡主任教授とのトークセッションが行われ、「運動不足が万病のもとになる、運動の大切さを医師からも説いてほしい」という松浪氏の発言から、両者が日頃から取り組んでいる「運動」の話に展開。しかし適度な運動は必要だがその前に大事な事は姿勢を正すことや自分の体を美しく保つことであるという話が繰り広げられました。

 その後、会場からはいくつも質問があがり、スポーツをしている学生からの「普段運動していない人にどうやって習慣づければよいのか」という質問に、松浪氏からは「全ては自分の意識次第、これを"運動だ"と意識してやれば何でも運動になる」という回答があり、改めて「健康意識改革」が重要であることを再確認できました。松浪氏自身、「政治家時代はお辞儀も体操のひとつだと思ってやっていた」という逸話も飛び出し、浜岡主任教授からも身体活動や褐色脂肪細胞の有用性について説明があり、「スポーツ」「医学」の両面から、健康寿命を延ばすための取組みについて有意義な話をうかがうことができました。


事務局:東京医科大学 総務部 広報・社会連携推進課

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