法人・大学

新年のご挨拶 理事長 臼井正彦 学長 鈴木 衞

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大学力のより一層の向上による自主自立経営の確立

学校法人東京医科大学 理事長 臼井正彦

 

 明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、たいへん和やかで希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶びを申し上げます。
 昨年は本学創立101年目の年であり、次の100年に向う元年となりました。創立100周年を機に起草し、宣言した「東京医科大学中長期計画2016-2025」を基に大学を運営し、おかげさまで現在まで順調に進んでいます。学校法人東京医科大学を代表し、全職員並びに関係各位に心から感謝を申し上げます。
 さて、平成30年(2018年)の干支は、戊戌(つちのえいぬ)です。「戊」と「戌」は陰陽五行(木火土金水)で、ともに「土」を表し、同じ性格の組み合わせにより「勢いが増す」を意味すると言われています。また、土は季節の変わり目を表すともいわれ、変化に富む、進化するなどの意が含まれています。一言でいえば変化や進化が求められ、期待できる年であり、社会にも革新がもたらされる年になりそうなことは同じ干支の1958年を振り返っても予想されます。
 本学にとっても本年は勢いを増し、進化を遂げなければならない年となります。中長期計画は3年目となり、本学の命運を握る新大学病院の竣工と開院を1年後に控え、万全の準備を尽くしていかなければならない重要な時期となります。従前のやり方に固執せず、むしろこれまでのやり方や考え方を一度捨て去るぐらいの姿勢で向かわなければなりません。次世代の大学病院として求められるであろう機能を十分に予測し、これを備え、発揮できるように、組織的にもその運用面においても、社会や時代の急激な変化に即するように大きく変化させ、進化させていくことが何よりも大切です。
 一方、医療界全体でも大きな変化が始まる年となりそうです。健康保険の診療報酬と介護報酬のダブル改定、新専門医制度の開始、そして、医師の働き方改革も、翌年に控えた消費増税などが待ったなしに押し寄せてきます。さらにはICTの想像を超える進歩はもちろんのこと、ロボット技術、AI、IoTは本格的に医療のあり方を大きく変えはじめています。これらの成り行きによっては、医科大学の経営基盤にも大きな影響が生じる年になりそうだと予想しています。
 したがって、いま大事なことは、中長期計画に基づき、これから起こるどのような状況にも対応できる体制を構築しておくことと、柔軟な思考による大学力(教育力・研究力・診療力・経営力)の一層の向上です。これによって、社会や時代の潮流に合わせながらも、翻弄されることなく、自分の足でしっかりと立ち、独自の視点と考えを持って進んで行くことができる、「自主自立経営」を確立することができます。このことを職員の皆さん一人ひとりが充分に認識し、大学と全職員がWin-Winになるように、一人ひとりが大学運営や環境整備に参画してもらいたいと思っています。
 平成30年が良き年になるように、皆さんと共に大学運営に従前にも増して精進し、頑張ることを誓い年頭のご挨拶と致します。




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内部質保証の時代を迎えて

東京医科大学 学長 鈴木 衞

 

 あけましておめでとうございます。皆様におかれましては健やかに平成30年を迎えられたことと思います。旧年中は多大なるご指導・ご協力を頂き、いくつかの重要行事を滞りなく完遂できましたことを感謝申し上げます。
 平成28年に受審した医学教育分野別評価の結果が昨年発表され、本学は国際的に正式認証された日本の医学部第一号という名誉に与ることになりました。携わった皆様の総合力の結果であり、改めて御礼申し上げます。
 昨年9月には(公財)大学基準協会の機関別認証を受審しました。正式な認証結果は本年4月に届く予定ですが、良い結果を期待したいところです。今後は継続的にPDCAサイクルを回し、教育の点検、改善を行っていき、本学の教育が一定水準にあることを自らの責任で説明していくことになります。このいわゆる内部質保証は、今回の機関別認証評価の中心テーマでもあり、今後重要性が増していくものと思います。教育は国家百年の計と言われます。継続的に教育内容の改善を図るとともに、東京医科大学らしい個性を付加する時期だと思います。
 昨年は過去最高額の科学研究費や私立大学研究ブランデイング事業などが採択されました。研究活動は大学の魅力とも言われ、大学力の指標でもあります。研究成果も積極的な公開と評価が求められる時代になりました。新たに組織した研究戦略推進会議の活動によって研究計画や研究体制を支援したいと思います。教育と研究における国際化への対応は欠かせません。海外提携施設も増えつつあり、交流が活発になるものと期待しています。学生諸君には英語の修得に一層励んでもらいたいと思います。
 また、医療と介護の同時報酬改定が迫っています。少子化、高齢化が進み、さらに多死社会も到来します。これまで経験したことのない社会構造へ我が国がどう対応するか、世界が注目しているようです。働き方改革の対策も急務であり、本学の患者とともに歩む医療人を育て地域と世界の健康・福祉に貢献する、という使命が揺らぐことのない対応が必要となっています。
 この数年、本学では幸い教育や研究の各面で実績が上がってきました。新大学病院の建設も進んでおり、来年7月には開院し、新たな時代を迎えます。その幕開けに向けて一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。皆様のご健勝とご発展を祈念して新年のあいさつとさせて頂きます。

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