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生理学とは、その名のとおり、命の論logic of life)を探求する学問です。人間は個体として生きていることはもちろんですが、器官、組織、そして細胞に至るまで、それぞれに生命の仕組みを備えています。どのレベルにおいても、生きて機能するためには、複雑に組み合わさった非常に多くの部品が正しく制御されなければなりません。その仕組みの精巧さは、どんな精密機械も及ばないほどです。個々の遺伝子や分子は部品です。これらの部品に関しては、ヒトゲノムプロジェクトの成果をみても、かなりの部分が明らかにされつつあるといえます。しかしながら、個々の部品を統合し制御する仕組み(論理)については解明されていないことが多く、それこそが生理学の対象だといえます。細胞生理学講座は、細胞、その中でも筋、神経細胞を対象として研究を行っています。

一方、このような論理の破綻が病態ということになります。ですから、病態を理解する上で生きている細胞の論理を研究することは大きな助けとなりますし、また逆に病態の探求が生命の論理そのものをうかがい知る重要な手がかりとなります。その意味で臨床医学との共同研究も重要と考え、進めていきたいと願っております。

講座のメンバーによって研究テーマは異なりますが、生命の論理の精巧さ、美しさの一端を明らかにしたいと願っています。興味のある方はどうぞご来訪ください。どなたでも歓迎いたします。


2011年4月
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