|
東京医大病院は,世界的に見ても稀な受診しやすい環境にある大学病院です。そのためか,当科の外来初診患者数は他大学に比べてかなり多く,1日あたり30−40人にもなります。感冒や虫垂炎から,うつ病や心内膜炎そして不明熱まで,症例は多彩で専門各科にすぐに相談できます。当科には初期研修医全員と内科系の後期研修医がローテーションで研修に来ていますが,このような外来は,研修医の教育に適しています。病棟で,すでに診断がついた状態で診療することの多い研修医にとって,この当科の外来での研修は貴重な機会になっています。
当科では,これらの診療や教育活動と密接に関連させながら,研究活動も行っています。主な研究領域は医学教育です。科長の大滝は本学に2008年に開設された医学教育学講座の主任教授も担当しています。政府や民間から競争的研究資金を獲得して,国際共同研究を含むいくつもの研究を進めています。大学全体の教育改革にも積極的に参加しています。近い将来,日本にも欧米のような,医療専門職教育者を養成する専門職大学院ができると予想されますが、医学教育の発展に資するそのような構想に協力したいと考えています。臨床研究や,EBM,医療倫理,医療評価などの研究に取り組んでいく予定です。
当科では後期研修医やスタッフを広く募集しています。プライマリ・ケア領域に興味がある医学生・医師は大学を嫌う傾向がありますが,プライマリ・ケアを学ぶ場を大学にも作ることが,いま求められています。後期研修プログラムの拡充を実施し,家庭医的な診療所開業医,病院の総合内科医,あるいは離島・遠隔地医療や国際医療協力など,様々な進路志望にあわせた研修を支援します。プライマリ・ケア領域の認定医・専門医の取得も全面的に支援しています。詳しくは,臨床研修プログラムのページ,病院の卒後臨床研修センターのホームページをご覧ください。東京医大を卒業後に学外で研修され,これを機に母校で後期研修や指導をしてみようという方も歓迎いたします。卒後の経験年数や経歴は問いません。プライマリ・ケアの研修や指導や研究に興味がある方はどうぞ東京医科大学病院総合診療科をお尋ねください。
|