東京医科大学病院は東京都新宿区西新宿に位置しており,病床数1,091床,外来患者約2,600人/日と地域の中核病院しての役割をはたしています。地下鉄丸の内線西新宿駅から徒歩0分という交通のアクセスの非常によい病院です。

新宿区という地域の特殊性もあり,多種多様の患者様とであうことのできる病院です。中でも総合診療科は,
東京都心のプライマリ・ケア教育拠点
を目指すことを目標に平成17年度に設置された診療科です。平成18年1月からプライマリ・ケアを主体とした外来診療を開始しました。

@初期・後期研修医のための臨床研修としての実践の場
Aプライマリ・ケアを専門領域とするgeneralistの養成
Bあらゆる人に適切なプライマリ・ケア教育を実践する
これらに主眼をおき日々の診療に励んでいます。
〜外来診療〜
臓器別診療科宛の紹介状を持たない16〜74 歳の内科系初診患者を中心に診療を行っています。平均外来患者数は年々増加しており(図1.)そのうち約45%が新患患者です。
2007年7月のアンケート調査では、新患患者の年齢は20〜30 歳代が過半数を占め、若い世代の患者が中心です。受診理由として、20 歳代の50%が「自宅・職場から近いから」と答えています。これは、当院が新宿新都心に位置し、敷地内に地下鉄駅出入口があるというアクセスのよさが関係していると考えられます。
内科疾患が中心であるが、都会ならではの心身の悩みを持つ患者が受診することも特徴の1 つです。また、近隣のホテルからの外国人旅行者や歓楽街で働く外国人の受診も多いことも特徴で熱帯医学の知識も必要とされます。
多くの兼任医師にもお手伝いしていただいている。循環器内科、消化器内科、放射線科などの専門医もいてさまざまな分野の医師から指導していただいています。
特殊外来として、禁煙外来、漢方外来を開設しており、2010年12月から熱帯感染症外来を開設しています。

外来受付と診察室の様子
〜病棟診療〜
2006年4月から病棟診を開始しました。現在は当科の後期研修医が初期研修医と伴に診療の中心を担い、スタッフが指導にあたっています。市中肺炎、急性腸炎、腎盂腎炎、髄膜炎、伝染性単核球症といった感染症がほぼ3分の2を占めます(図2.)。開設当初に比べてHIV感染症が増加しています。その他には発熱やリンパ節腫脹の精査目的で入院となった血液疾患や自己免疫疾患、薬物中毒や熱中症などがみられます。

〜教育〜
2006年4月から当科での研修が初期研修医1年目に1ヶ月間の義務となりました。初期研修医は診断のついていない外来患者を担当する機会が少なく、ほぼ唯一当科で担当できるといっても過言ではありません。初期研修医が主体となって初診患者を担当し、スタッフがプリセプターとして指導しています。病棟でもチームの一員として診断・治療に参加している。17時30分より月火木曜日は外来担当患者の、水曜日は入院担当患者の症例検討会を行っています。主に初期研修医がプレゼンテーションして症例検討を行うと伴に臨床推論の学習を行っています。1ヶ月間の研修の後半には当科で学んだことの発表会を行っています。
後期研修のプログラムとして、家庭医養成コース、総合内科医養成コース、内科臓器別専門医養成コース、離島・遠隔地医療担当医養成コース、国際医療協力人材支援コースを紹介しています。2008年より当科での専門研修を行う後期研修医が在籍するようになった。後期研修医として在籍した医師は他大学病院の総合内科医や家庭医として活動を始めた医師、国境なき医師団に所属して海外で活動を始めた医師もいます。
社会人大学院生として、医学教育学講座、微生物学講座で研鑽を開始している後期研修医も在籍しています。
第39回日本医学教育学会の様子 国際ワークショップ会場のハワイ大学にて
研修医のための施設も充実しています。医局には,調査・研究やミーティングのためのスペースが確保されています。息抜きや憩いの場(?)としても利用されています。

ミーティングスペースの様子 図書利用スペースの様子
卒後臨床研修センターには,研修医が日常利用可能な設備が整っています。
ワーキングルーム クリニカルシュミレーションラボ
セミナーや研修メニューも多彩です。

日本救急医学会認定ICLS(Immediate Cardiac Life
Support)コースの様子

病院内には,臨床講堂や図書館など教育・研究のための施設が併設されています。

臨床講堂での講演会の様子 大学図書館
東京医科大学総合診療科での研修に興味を持たれた方は,ぜひ病院をご訪問ください。

スタッフ一同,お待ちしております!!
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