Last update '09/01/09

 

 


食生活の欧米化に伴い日本人の大腸癌は増加しています。急激な増加は癌の中での死亡順位は第3位、罹患数は第2位としています。40歳代より発症率は高くなりますが、定期検診を受け早期発見された場合には治癒する確立は極めて高くなります。また診断された時点で進行癌であっても正しい知識を持ち病気と向かい合うことで適切な治療を受ければ治癒する可能性も高くなります。当施設では現在のガイドラインに示された標準治療より高度な治療を提供したいと努力しています。手術では根治性と機能温存を配慮した方法を、抗癌剤治療では個別化治療を行います。再発した場合にも根治を目指した切除、QOLを高めるためのバイパス手術、抗癌剤治療、放射線治療なども行います。また肛門管癌には肛門温存をめざした根治照射を行っています。

私たちは今までの臨床経験をもとに治療を行うとともに、今後の治療として肝転移切除後の免疫療法、癌の増殖、転移などの過程に関与する血中内がん細胞(CTC)と予後などの臨床研究を行いながら、臨床ではJCOG(日本臨床腫瘍グループ)、JFMA(がん集学的治療研究財団)、JACRO(日本がん臨床試験推進機構)などに参加し大腸癌に対する日本の標準的治療法を確立する多施設共同臨床試験グループに積極的に参加しています。どのような治療を行うか病気の進行状況だけではなく、患者様の年齢、性、社会的背景なども考慮し、患者様及び御家族と話し合い決めることにしています。癌の告知に関しては出来るだけ正確に情報を提供し、納得のいく治療を受けられるように心がけています。