医局員募集

当皮膚科学教室は西新宿のビル群の中にあり、交通至便で患者数も多く、仕事・研究・生活のいずれもエンジョイできます。教室としてはアトピー性皮膚炎、乾癬、皮膚腫瘍、脱毛症、白斑、膠原病と潰瘍、遺伝性角化症、水疱症、感染症と、それに関連した研究に力を入れています。

■ 臨床研修医

臨床研修医の募集は東京医科大学病院卒後臨床研修センターで行っています。採用になった研修医の皮膚科初期・後期臨床研修は東京医科大学病院皮膚科を中心にして行われます。なお、後期臨床研修を含め、八王子医療センターまたは茨城医療センター単独で実施することも可能です。

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■ 皮膚科 初期臨床研修プログラム

東京医大の初期臨床研修プログラムではローテーションの選択科目として皮膚科を選択することができます。皮膚科には厚労省が認定する研修指導医が7名在籍しています。

■研修目標

皮膚病変を理解するために最低限必要な皮膚科の知識と技術の獲得。

■研修期間

１ヶ月以上６ヶ月以内。

■研修内容

研修期間が限られるため、原則的に半分を外来研修、半分を病棟実習とします。週間スケジュールは後期研修医と同じです。 講師以上が週１回クルズスを行います。特に薬疹、皮膚悪性腫瘍に関する基礎知識、湿疹と白癬の鑑別、検査技法、日常診療で頻用する薬剤の使用方法のポイントなどに重点を置いて、内科・外科医を志望する研修医にも有意義な内容になるように工夫しています。

■ 皮膚科 後期臨床研修プログラム

【平成27年度採用　後期臨床研修医募集要項】

平成27年度募集要項は、下記の通りです。

■第1回（10月試験）

・出願期間　　平成26年9月1日〜9月25日

・試験日 　　　平成26年10月4日（土）

■第2回（11月試験）

・出願期間　　平成26年10月14日〜11月6日

・試験日 　　　平成26年11月15日（土）

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■研修目標

後期臨床研修は専門性を重視した研修で、具体的な達成目標としては皮膚科専門医の取得と、それに引き続く基礎・臨床研究による医学博士の取得があげられます。後期臨床研修課程では皮膚科学分野における専門知識や技術の習得をめざしますが、要望に応じて形成外科的手術手技や特定の内科領域における診断・技術をさらに向上させるために部外出向する場合もあります。また、当講座では卒後2年間の初期臨床研修を修了した時点で大学院進学が可能です。

■応募資格

医師免許を有し、初期臨床研修（2年間）を修了した者。

■研修期間

関連病院での研修期間も含め3年間以上。

■年次スケジュールとローテーション

当講座における代表的な年次スケジュールとローテーションは以下の通りです。

1)		日本皮膚科学会が規定する研修項目を期間内に修了できる指導体制を整えています。 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得するためには、学会が定める主研修施設において１年以上研修することが義務付けられました（平成２２年度より）。当病院は全国97施設とともに専門医主研修施設に認定されています。研修目標および研修内容（医学一般、皮膚科学総論、皮膚科学各論）、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医規則、専門医制度の手引き、の詳細については日本皮膚科学会雑誌および日本皮膚科学会ホームページに掲載されているので参考にしてください。
		>>日本皮膚科学会のホームページへ

2)		期間内に修了するのに充分な外来症例、入院症例、手術症例、学会報告症例、論文症例を確保しています。

3)		研修を充実したものにするために当講座が特に力を入れていることは

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臨床カンファレンスにおいては、皮膚科専門医試験を想定して臨床診断と病理診断をクイズ方式で実施し、参加者全員が常に鑑別診断を考えるように心がけています。

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臨床カンファレンスにおいては、専門医試験を受験する医師がテーマを決めて勉強会を定期的に実施しています。

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研修医のために講師以上が定期的にクルズスを行っています。

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独自に用意された教育用病理組織標本を自由に利用できます。過去の臨床症例や学会発表内容が医局内LANで自由に閲覧できます（皮膚科ライブラリ）。市販の教育用臨床スライドも完備。

■初期/後期研修医・臨床研究医の週間予定

月 8：00 坪井教授によるスライド・カンファレンス 19：00 リサーチミーティング 火 8:00 坪井教授による皮膚病理の講義・輪読会（第2.4.5週） 三橋教授によるジャーナルクラブ（第1.3週） 15:00 病棟回診 17:00-18:00 医局検討会（病院本館6F第一会議室） 研修医・専門医勉強会 18:00-19:00 院内研修会（本館６F臨床講堂） 19:00- 症例検討会（臨床・皮膚病理） 金 8:00 三橋教授による病理組織勉強会

※ その他、講師以上が週1回クルズス（実施曜日は変動）

■指導体制

2013年度に後期臨床研修を指導できる医師は以下の通り。　（2014年3月現在）

東京医科大学病院      皮膚科専門医（常勤） 12名 皮膚科専門医（兼任） 8名 アレルギー学会指導医 2名 アレルギー学会専門医 4名 臨床遺伝専門医・指導医 2名 医真菌専門医 1名 美容皮膚科・レーザー指導専門医 1名 形成外科学会認定専門医 2名 がん治療認定医 1名 皮膚腫瘍外科指導専門医 1名 日本レーザー医学会レーザー専門医 1名 日本創傷外科学会専門医 1名 日本臨床皮膚外科学会認定専門医 1名 外国医師臨床修練指導医 1名 八王子医療センター 皮膚科専門医（常勤） 4名 日本癌治療学会臨床試験登録医 1名 茨城医療センター 皮膚科専門医 1名 アレルギー学会専門医 1名 美容皮膚科・レーザー指導専門医 1名 多摩医療総合センター 皮膚科専門医 1名 アレルギー専門医・指導医 1名 日本がん治療認定がん暫定教育医 1名 日本抗加齢医学会専門医 1名 上尾中央総合病院 皮膚科専門医 1名 戸田中央病院 皮膚科専門医 1名 新座志木中央病院 皮膚科専門医 1名 厚生中央病院 皮膚科専門医 1名

※ 皮膚科学講座内で保有している皮膚科外勤先（アルバイト先）は全て都内から通勤可能です。また、関連施設を異動する際も原則的に転居の必要はありません。

■給与

月額約20万円。その他に外部の病院で週１日の診療が認められます。枠が空けば助教に採用されます。

■ 大学院博士課程（大学院生）

国内のみならず世界にアピールできる独創性の高い研究を目指しています。研究分野としては、再生医学や老化、アトピー性皮膚炎の病態、腫瘍や乾癬など細胞の増殖と分化、感染症と生体防御などに関する研究に注力しています。 修業年限は4年間。卒後３年目より選択できますが、それ以降であれば卒後何年目でも入学可能です。年間学費40万円。（奨学金制度あり）Impact factor 2.0以上の学位審査論文が受理されれば3年間で修了ができます。受付：12月1日〜12月12日（毎年若干変更あり）。入学時試験：英語。皮膚科学講座の方針で、少なくとも2年間は大学の内外で基礎医学の研究に従事します。初年度は臨床を中心に研修し、２年目から本格的な研究となります。大学院授業もあります。卒業後は病棟を中心に臨床研修を行い、希望者は米国などに留学します。 >>東京医大皮膚科の研究紹介へ

■当講座で現在進行中の主な研究課題

�@ In vivoとin vitroの実験系を用いた創傷治癒過程の研究

�A 皮膚と皮膚付属器を構成する細胞の再生機序の解析

�B 肥満細胞の転写因子を中心にした機能解析

�C 自然免疫における情報伝達機構

�D 皮膚における微生物の菌相解析・遺伝子多型

�E 皮膚の角化とその異常

�F 乾癬の病態の解析

�G アトピー性皮膚炎の病態の解析

�H 腫瘍細胞の浸潤と転移の分子機序

�I 尋常性白斑と円形脱毛症の臨床研究

�J 皮膚の老化と癌化過程の解析

■共同研究実施施設

東京薬科大学、明治薬科大学、順天堂大学、産業技術総合研究所、各製薬会社・化粧品会社研究所

■ 臨床研究医

臨床研修を修了した方、他科からの転向を希望されている方、開業に向けて皮膚科を研修したい形成外科医の方など。皮膚科専門医取得を目指して臨床を中心に研修します。教育プログラムが充実しています。 手当ては、月額２０万円＋当直費（平成２５年４月現在）、その他に外部の病院で週１日の診療が認められています。枠が空けば助教に採用されます。

■ 講師・助教

年齢、性別、出身大学などを問いません。やる気のある方を求めています。講師クラスでは皮膚外科の得意な方、臨床研究・基礎研究で実績のある方を求めています。

■ 専攻生

他病院の医師や医学部以外の出身者で医学博士の称号の取得を目指している方。取得には最低４年間在籍することが必要です。年間学費30万円。取り組む研究分野は相談して決定します。

■ 共同研究

企業や研究所との共同研究や基礎実験を希望しています。ボランティアによる安全性試験の実施や医師の派遣も承っています。また企業から専攻生も受け入れています。 >>東京医大皮膚科の研究紹介へ

■ 東京医大皮膚科　実績

年度 入局者 専門医 学 位 海外からの 留学者　　　 海外への 留学者　　 2002 7人 4人 2人 1人 1人 2003 4人 2人 2人 1人 2人 2004 4人 1人 4人 0人 1人 2005 2人 5人 2人 0人 0人 2006 8人 3人 0人 0人 0人 2007 5人 5人 3人 0人 0人 2008 9人：新宿 2人：茨城 3人 1人 1人 1人 2009 4人 2人 2人 1人 1人 2010 3人 3人 3人 1人 1人 2011 5人 1人 0人 1人 0人 2012 4人 4人 1人 0人 0人 2013 4人 5人 0人 0人 1人 2014 6人     0人 1人

（2014年8月現在）

■ 問い合わせ

医局長　伊藤 友章 （いとう とものぶ） 　　 ｅ-mail： derma@tokyo-med.ac.jp 　 fax： 03-3342-2055