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東京医科大学 皮膚科学教室
Tokyo Medical University
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基底細胞癌
■ 症例 1
@ 60歳代、男性。1年前に気づく右下眼瞼下方の黒色結節。徐々に増大。生検で基底細胞癌と診断。
A 術直後の所見。摘出後下方の皮膚を上方にずらして欠損部を被覆。
B1ヵ月後、まだ傷跡が目立つ。
C半年後、再発を認めず、傷もほとんど目立たなくなった。
■ 症例 2
@ 50歳代、男性。2〜3年前に左鼻翼に褐色斑。徐々に増大。生検で基底細胞癌と診断。
A この部分は通常は皮弁を作成して、整容的にも傷跡が残りにくいように手術をすることが多いが、生検の結果、腫瘍が深部に及んでいる可能性があったので、植皮術を選択。
B 術後1年で再発を認めない。傷跡もまずまず。
■ 症例 3
@ 80歳代、女性。数十年前よりある黒色斑が1年前より急に増大。皮膚生検で基底細胞癌と診断
A 5mm離して全摘出し、皮弁で閉鎖した。
■ 症例 4
@ 50歳代、男性。2年前から出現する左頬の黒色結節。生検で基底細胞癌と診断。
A 入院困難という患者の強い希望により、切除マージンは2mmとし、上方より単純縫縮。縫縮仕切れない部分は開放創とした。
B 術後1年、再発を認めない。創の状態も満足いくものであった。