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東京医科大学 皮膚科学教室
Tokyo Medical University
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有棘細胞癌

■ 症例 1
  @ 90歳代、男性。1年前から頭頂部に隆起性病変が出現し、出血するようになったため当院受診。
A 皮膚生検を施行し隆起性病変は有棘細胞癌の診断。周囲にある紅斑は有棘細胞癌の発生母地となる日光角化症。90歳と高齢であったため局所麻酔を選択。日光角化症と思われる部分(点線の部分)を含めて摘出、鎖骨部から採皮して植皮した。再発・転移を認めない。

■ 症例 2
  @ 80歳代、女性。半年前から急速に増大する左耳前部のしこり。皮膚生検で有棘細胞癌の診断。全身麻酔下に腫瘍から2cm離して切除。植皮術を行った。術後8ヶ月、再発・転移を認めない。