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東京医科大学 皮膚科学教室
Tokyo Medical University
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乾癬

■ 病気の特徴
皮膚から少し盛り上がった赤い斑(紅斑)の上に、乾燥した白い鱗屑(アカ)が厚く付着し、ボロボロとはがれ落ちる病気です。皮疹は徐々に全身に広がります。
原因は特定されていませんが、遺伝的背景の上に環境要因が加わって発症します。日本では人口の約0.1%、10万人以上の患者さんがいると推定されています。
慢性の治りにくい病気のため、その時の症状に応じた根気強い治療が必要です。

■ 皮疹の特徴
@尋常性乾癬(90%以上がこの病型)
皮疹の範囲 程度で重症度を判定します。
軽症 中等症 重症
皮疹拡大像
好発部位
A関節症性乾癬(乾癬性関節炎) B乾癬性紅皮症
皮膚症状に加え、関節炎があり、関節の痛み、腫れ、関節の変形を伴います。 紅斑が広がり全身が赤い状態
C滴状乾癬 D膿疱性乾癬
風邪や扁桃炎などに続いて小さな紅斑が全身に多発します。 発熱とともに全身の皮膚が赤くなり、膿疱(うみ)が多発します。

■ 治療
重症度や各病型によって違います。
重症度判定(以下の方法で総合的に判断します)で、いずれかが10点を超えると重症と判定されます。

●PASI:psorasis area severarity index 皮疹の範囲 赤み 厚み 鱗屑で評価
●QOL:Quality of life(生活の質)アンケートでお答えいただきます。
●BSA:body surface area 手掌が体表面積の1% ※図1
 ※図1
治療の詳細は「乾癬・掌蹠膿疱症外来 」へ