東京医科大学 医学教育学講座 カリキュラム

カリキュラム

本学のカリキュラム

東京医科大学のカリキュラムについて

本学の教育理念は、「医師としての品性と人間性の涵養、医学知識の享受とともに医療先進技術の習得、そして人類に貢献する研究心の向上への貢献」です。
この目的完遂のためには、従来の区分された医学教育を脱却し統合教育を取り入れ立体的な視野のもとで医学を習得する事が肝要です。

6年間での教育科目では、一般教育科目と専門教育科目に分かれますが、低学年より専門教育を学び、6年一貫教育を実施しています。
第1学年~第3学年前期までは新宿キャンパスで一般教育科目、基礎医学科目を修得します。
第3学年後期から臨床科目を学び、第5学年の臨床実習は西新宿にある大学病院と一部は茨城医療センター、八王子医療センターでも行います。
6年生では、海外の医療施設に留学したり、自分で選択した科について更に深く臨床チームの一員として行動を共にしながら実習をします。
6年生の卒業試験や医師国家試験では全職員を総動員して6年生全員が合格するように対策講義を実施しサポートしています。
最近の本学における医師国家試験の合格率は、95%程度と高い成果を上げています。

また、広い視野と語学力を備え国際的に活躍できる医師の育成を支援するとともに、海外からの留学生を受け入れ、相互交流を図ることを目的とし、姉妹校締結ならびに交換留学の提携を活発に行っています。

東京医大ホームページ内「アドミッションポリシー」 詳細は左のページをご参照ください。

各教科の詳細について

国際交流の詳細はこちら

新カリキュラムについて

21世紀の医療・医学の進歩およびグローバル化に対応し、さらに現代社会からの医師への要望を満たすためには医学教育の質の向上は必須です。
本学においても、世界基準に対応する医師の養成を目的とし、2014年度の新カリキュラム改編を進めています。
世界医学教育連盟(WFME: World Federation for Medical Education)では、医学教育の国際的標準化を図るため世界基準を提示しています。
とくに強調しているのは、診療参加型実習の実践とその時間数の確保です。
米国ECFMG (Educational Commission for Foreign Medical Graduates)も2023年より、WFME認証を受けた医学部の卒業生のみ受け入れることを決定しています(2010年9月)。
これらを受けて、日本医学教育学会は、現在、国内基準を策定中です。
このような国内外の情勢を鑑みて、本学でも、常にカリキュラムの自己評価、改善を実施し、質の高い教育を維持、提供できるよう組織的に活動しています。

【教育目標】
  • (1) 根拠に基づいた医療の知識や技術を、正しく実践することができる。
  • (2) 医療人としてのプロフェッショナリズムを理解し、行動で示すことができる。
  • (3) 礼儀・礼節を重んじ、他者と円滑なコミュニケーションをとることができる。
  • (4) 患者中心のチーム医療において、多職種との協調性をもって貢献することができる。
  • (5) 能動的学習法を獲得し、生涯に渡り研鑽を続けることができる。
  • (6) 予防医学、保健・福祉などを通じ、地域医療に貢献することができる。
  • (7) 国際的視野を有し、医療を実践する上で基本となる語学力を身につけることができる。
  • (8) 医学研究の重要性と必要性を認識し、医学・医療の発展に貢献することができる。
  • (9) 医学的情報を正しく取捨選択し、ICT(情報通信技術)を効率よく活用することができる。

新カリキュラムによる医学部6年間のスケジュール(東京医科大学)
新カリキュラムによる医学部6年間のスケジュール(東京医科大学)

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