医学科長挨拶

東京医科大学を目指す学生へ

医学科長 河島 尚志

 100年を越える歴史ある本学は、国内で唯一学生が創ったという世界でも類をみない設立の経緯をもつ医科大学です。

 1916年、日本医学専門学校において、学校側と対立し退学した約450名の学生が、理想とする医学校を創ろうと全国を奔走し支持者を探しました。それに賛同した学祖高橋琢也先生の献身的努力と多くの周りの人の支援により開設されたのが本学の前身である東京医学講習所です。この時の約450名の学生による血判状は、東京医科大学の誇りであります。彼らの意志は固く、武士道に則り決死の覚悟で開設にあたり、この精神は現在も脈々と受け継がれています。東京医科大学の建学の精神は「自主自学」であり、学生・医師・看護師それぞれが自らを拠り所とし、自主的に勉学に励むことを大切にしています。こうした建学の歴史から、校是である「正義・友愛・奉仕」がうまれ、なかでも社会に創っていただいたという恩に報いるため、「奉仕」の精神を大事にしています。大学においては、君たち学生が中心であり、教職員一同は惜しみない支援をします。

 東京医科大学は現在、次の100年にむけて大改革を行い、「多様性・国際性・人間性に支えられた最高水準の医科大学の実現」というビジョンのもと、中期計画を掲げ、更なる前進を続けています。

 教育部門では、早期からの医療体験や医学英語、p o s tOSCE、多くのICTを活用した授業、多数の関連病院での研修、国内外の大学と連携を結んだ交換臨床実習といった他大学にはないカリキュラムが多数あり、最先端の教育を行っています。研究部門でも、ダヴィンチを使用したロボット手術や、再生医療、低侵襲医療、ゲノム医療など世界をリードする多くの研究を行い、それに触れる機会にも恵まれています。実際に、THE世界大学ランキング2019では、「Teaching」と「Citations(論文引用)」に関する項目については、日本からランクインした103校中、二つの項目ともに16位となっており、教育力と研究実績では単科大学として最高位近くにランクインされています。また、2019科学研究費補助金採択件数・配分額は、578大学中で単科大学として22位にランクインしています。他大学との共同研究をはじめ、企業との産学連携講座も多数締結し、研究者の育成とともに社会へ貢献すべく日々邁進しています。

 こういった活気ある東京医科大学で学生生活を過ごし、英知を身につけ、共に将来の日本や世界の医療をリードするための一歩を踏み出そうではありませんか。

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