法人・大学

新評議員会および新理事会の発足にあたって

2018年12月25日

新評議員会および新理事会の発足にあたって

学校法人東京医科大学
理事長 矢﨑義雄

 本年7月に発覚しました本学における一連の入試に関わる不祥事により、受験生や保護者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、また、社会からの信頼を失墜させましたこと、改めまして心よりお詫び申し上げます。
 今回、なぜ、このような不祥事が起きてしまったのか、その背景について、まずは以下のように考えました。

 そもそも私立大学がどのような人材を育成するかは、各校の裁量に任されています。それは入学者受け入れ方針(アドミッションポリシー)にも反映されていますが、とりわけ私立医科大学には、どのような医師を育成するか、また附属病院でどのような医療を提供するかを含め大幅な裁量権が負託されています。それだけに社会的、道義的な責任は大きいといえます。したがって、私立医科大学は裁量権と社会的責務とのバランスの上で、当然運営されるべきです。そして、このバランスの維持、強化は時代の進展とともに深化されなければなりません。たとえば、かつては医療は医師の判断、すなわち検査値や画像などに基づき評価・実践されていました。今日では医療を受ける側である患者さんの価値観、満足度が評価の大きな部分を占め、そのような視点から医療の提供体制が大きく変わりつつあります。このような状況のもとで、本学も裁量権と社会的責務のバランス感覚を深化させるべきであったにもかかわらず、かえってこの感覚が薄れ、しかもそのバランスをチェックすべきシステムが脆弱であったと言わざるを得ません。そして、刑事事件で運営責任者が起訴されるという最悪の事態を招くことになりました。

 本学は今回の事実関係の解明に努めると同時に、社会的、道義的責任を重く受け止め、再発防止と改革に向けた取り組みを進めています。第三者委員会による調査報告と提言に基づく対応策を順次実行に移しており、他の法人での定款に相当する学校法人・寄附行為の改正もいたしました。この改正寄附行為により、法人運営の透明性と公平性を保ち、コンプライアンスとガバナンスを強化するために、外部有識者がより優位となる運営体制を確立しました。

 この改正寄附行為に基づき12月22日、理事、評議員が交代し、新しい体制で改革をさらに推し進め、入試改革をはじめとした詳細な再発防止策を確実に実行致します。東京医科大学はその使命である一千余名の医学生、看護学生の教育に万全を期し、これからも「患者とともに歩む医療人を育てる」という責務を果たします。そして、今回の不祥事により、不利益を被られた方々に重ねてお詫びを申し上げますとともに、誠意をもって適切な対応を講じたく存じております。

 何卒ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 なお、改選・交代した新役員および新評議員は以下のとおりです。

役員

理事長  矢﨑 義雄
学 長 林 由起子
常務理事 坪井 良治  三木  保
理 事 五十嵐則夫  池田 寿昭  市原 克彦  尾形直三郎
河島 尚志  菊地 威史  木口 英子  木村 佑介
清田 朝子  児玉 安司  小林 正貴  堀田 知光
桃井眞里子  (五十音順)
常任監事 小野 高史
監 事 神保 好夫  仙波 憲一  髙木 佳子

評議員

議 長  代田 常道
副議長 阿部 幸恵
評議員 五十嵐則夫  石井 朝夫  市原 克彦  糸井 隆夫
伊藤 貴章  井部 俊子  大久保章子  太田  伸
大橋亜紀子  尾形直三郎  角田  徹  加藤孝一郎
河島 尚志  河野 博文  神田 浩子  菊地 威史
木口 英子  木村 佑介  清田 朝子  熊坂 隆光
河野 道宏  児玉 安司  後藤田卓志  小林万里子
佐々木知子  佐藤 徳枝  小關  剛  鷹野 一朗
田中 朝志  坪井 良治  都河 明子  秦野るり子
原 由紀子  日高 晴美  日向 伸哉  堀田 知光
曲  惠介  御手洗征子  室瀬 和美  桃井眞里子
山中 秀樹  山西 文子  吉村 真奈  (五十音順)

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