2019/10/25
研究活動 プレスリリース

【プレスリリース】東京医科⼤学医学総合研究所の落⾕孝広教授が参画する研究チームが、ヒト肝臓前駆細胞の作製に成功、肝臓疾患の新規治療戦略の要となる技術を確立

 このたび、東京医科大学 医学総合研究所分子細胞治療研究部門 落谷孝広教授、勝田毅研究員(現:米国ペンシルベニア大学)らは、慶應義塾大学医学部内科学(消化器)教室 松崎潤太郎講師(非常勤)(現:米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校博士研究員)、慶應義塾大学薬学部薬物治療学講座の山口智子(大学院薬学研究科修士課程在籍)および慶應義塾大学薬学部 齋藤義正准教授らとともに、低分子化合物でヒト成熟肝細胞を安定に増殖可能な前駆細胞にリプログラミングすることに成功し、eLife誌に2019年8月22日付で掲載されました。本研究は、重い肝臓疾患で苦しんでいる人々を救うための新しい治療法開発に直結する重要な研究成果です。

 本研究成果をもとに、同研究チームはすでに肝臓疾患モデル動物にヒト肝前駆細胞を投与した場合の治療効果を確認済みであり、肝硬変などの肝臓疾患に対する細胞治療法の開発が期待されます。

■プレスリリースはこちら>(PDF)

■東京医科大学 医学総合研究所 分子細胞治療研究部門のHPはこちら>

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