
障がい者サッカーをご存知でしょうか。
アンプティサッカー(切断障がい)、CPサッカー(脳性麻痺)、ソーシャルフットボール(精神障がい)、知的障がい者サッカー、電動車椅子サッカー、ブラインドサッカー(視覚障がい)、ろう者(デフ)サッカー(聴覚障がい)、以上7つの障がい者サッカー競技があります。
ブラインドサッカーはパラリンピック競技の一つでもあり、2020年パラリンピックに向けて注目されています。ブラインドサッカーには、全盲クラス(B1)とロービジョンフットサルと呼ばれる弱視クラス(B2/3)があります。
2019年9月29日に新宿キャンパスで開催されたロービジョンフットサルは、弱視者が弱視状態のまま、フットサルとほとんど変わらないルールでプレーするため、知らずに観戦していたら選手たちが弱視であることは分かりません。技術もスピードもあり、迫力あるゲームでした。

■世話人:看護学科 精神看護学 神澤尚利 講師のコメント
来場者はぼやけた見え方、視野が欠けた見え方、色付きのにごった見え方などの様々なゴーグルをかけて、ボールを扱う体験をすることができました。私も見えない怖さを体験し、いかに視覚に頼って生活しているか実感しました。
今回、日本ブラインドサッカー協会の方からの熱烈なオファーがあり、障がい者サッカーを新宿キャンパスで初開催することになりました。様々な理由により東京では郊外での開催が多く、移動にかかる交通費を捻出できず参加できない選手もいるそうです。また、ギャラリーやボランティアが集まりにくい状況もあり、アクセスの良い新宿開催であることは大変意義があり、協会理事も喜んでいました。同様の理由により、他の障がい者サッカー協会からの依頼も受けておりますので、学内の教職員の方々にご理解いただき、今後も障がい者サッカーに貢献できればと考えています。
■日本障がい者サッカーホームページ:https://www.jiff.football/