社会貢献

中学生・高校生の職場訪問受け入れを実施しました

中学生・高校生の職場訪問受け入れを実施
~小西眞人 アドミッションセンター長、生化学分野 宮澤啓介主任教授、阿部幸恵 看護学科長が協力~


 2019年10月31日(木)に、福島県郡山市尚志高等学校より、総合的な学習の一環として「大学や企業へ訪問し、その体験から将来の職業を考える機会とすること」を目的に、医療分野の職業に興味のある生徒4名が本学に来訪し、受け入れを実施しました。

 当日は、アドミッションセンター小西センター長はじめ、生化学分野の宮澤主任教授、研究室の皆様にご協力いただき、生徒からの事前質問への回答や生化学分野の実験室にて体験学習が行われました。

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【小西センター長のコメント】
 高校一年生が本学を見学にくると聞いて楽しみであると同時に、最近高校生と話しをする機会がない私としては、何をお話しして良いものか戸惑いもありました。4名の高校生(男子2名、女子2名)にお会いしてみると、将来についての希望を持ち、そのための道筋を真面目に模索している様子が強く感じられました。将来、どのような分野に興味があるのか聞いたところ、2人は医学系、1人は看護学系、1人は工学系とのことでした。

 事前にいただいた質問事項には、医療系の大学に進むためには今から何をするべきか、東京医大では何を学ぶことができるか、本学の目標にある「国際的観点」とはどのような観点か、などすぐには答えかねるような鋭い内容が含まれ、私なりに自分の考えていることをお話ししましたが、真剣に聞いてくれたように思います。その他、AIとどのように付き合っていくか、といった我々が答えを求めて手探りで進んでいるような事についても議論することができ、私にとっても楽しい時間でした。

【宮澤主任教授のコメント】

 折角、本学を選んでくれた生徒さん達にとって、「しっかりと記憶に残る時間にしたい」と、教室員達と事前に話し合いをして臨みました。生徒さん達の緊張した面持ちでの自己紹介がとても好印象でした。

 まず、日本人の二人に一人が罹患する"がん"に関する短時間のレクチャーを行い、①高校の生物でも学習する「細胞周期」の制御破綻が細胞のがん化に直結すること、また、②これが「遺伝子の傷(DNA変異)」に起因することを理解してもらいました。続いて実験室に移動し、がん細胞が試験管内で分裂・増殖していく様子を倒立顕微鏡とタイムラプス撮影動画で供覧し、ここに抗がん剤を添加培養すると、がん細胞はどのような様相で死滅していくかを実際に観察してもらいました。次に当教室の研究テーマの一つである「オートファジー制御法の確立」を目指した実験データーを共焦点レーザー顕微鏡装置で供覧し、今後の疾患治療応用への可能性についてデイスカッションを行いました。

 興味をもって臨んでもらえたことは、彼らの姿勢からも十分に私たちに伝わってきました。限られた時間でしたが、生命科学を学んでいく楽しさを少しでも感じてもらえたのであれば、私たちの目的は十分に達成できたと思います。


 また、同じく11月7日(木)には、山形県最上郡金山町立金山中学校より、同目的で4名の生徒が来訪し、受け入れを実施しました。

 当日は、阿部看護学科長より、シミュレーション体験実習をはじめ、生徒からの事前質問への回答や看護師になるための心構えについて説明がなされました。

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【阿部看護学科長のコメント】

 前回、5月に5名の男子中学生の訪問を受けて以来の中学生の訪問となりました。前回の生徒さんたちは、医療の役割、そして、医療者の中でも看護職はどのような役割を果たしているのかという話題が中心でしたが、今回の生徒さんたちは、「大学として学生を増やす対策」「看護職の養成制度」「新しい看護のあり方」など、かなり看護職に焦点をあてた質問を事前に提示されての訪問でした。そのため、質問に関する資料を準備して、看護系の大学化が進んでいること、各大学が特色を持った教育を行い学生の獲得に力を入れていること、地域での看護職の役割の拡大などについてお話ししました。その後、看護学科の実習室やシミュレーションルームの見学では、脈が触れたり呼吸音が聴取できるシミュレータに生徒さんたちは驚き、ケアを学ぶ赤ちゃんの人形に魅了されたりと、終始、新しい発見をしている様子でした。

 今回の訪問が将来の進路を考える一助となることを願います。

このニュースに関するお問い合わせ

東京医科大学総務部 広報・社会連携推進課 03-3351-6141(代表)

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