2020/2/14
本学における新型コロナに対する対応
東京医科大学病院感染制御部
新型コロナウイルスCOVID-19の流行拡大を受け、東京医科大学の学生・職員を対象とした感染対策を提示する。
1. 手指衛生
・ 手指衛生のこまめな実施を行う
・ 手指衛生の実施は、トイレなどでこれまでも実施しているものと同様の石鹸を使用した流水での手洗いが有効である
・ または手指衛生用アルコール消毒を利用する。アルコール製剤については、手全体に塗り広げる量が必要であり、規定量がプッシュすることで排出される製剤が良い。
・ 日常生活として、手や指で目や鼻をいじることが無い様に心がける。
2. マスクの着用
・ 鼻汁、咽頭痛、咳、痰出る有症状の学生、職員はマスクを着用する。(咳エチケット)
・ 無症状者のマスク着用は必要ない。
・ マスクの表面は数時間の使用により、表面が汚染されるため、触らない。マスクをいじらない。
・ 顎にマスクを下げて着用することは、手指の汚染と首回りへ汚染が広がるため、避ける。
・ マスクを破棄する際には、マスク表面を触らず、耳のゴムを外し、ゴミ箱(一般可燃で良い)に破棄する。
・ マスクを着用する際には、表と裏を確認し、着用時にヒダが下を向く様に装着する。
・ 花粉症等、別の理由でのマスクの着用は、この範囲外である。
3.環境整備
・授業や業務で使用した高頻度接触部位を、週1回、汚れを落とすことを主な目的として、清拭清掃する。消毒効果が高い必要はない。
・国内流行期に入った場合、または学内での流行が確認された場合は、授業終了時や業務終了時、1日1回、汚れを落とすことを主な目的として、清拭清掃する。
・ 清拭清掃の場所は、学生が使用した机、職員が使用した机、パソコンのキーボード、マウス、教室・トイレ等のドアノブを対象とする。
・ 清拭清掃には、消毒薬含有のものが多く利用されるが、消毒薬非含有のものでも良い。
4.有症状者への対応
・ 学生、スタッフが症状がある際に、申し出られるシステムと雰囲気作りが必須。学生間、スタッフ間でのいじめや差別を防止する。
・ 湖北省・浙江省を中心とした中国への滞在歴があり、症状がある人、または同地域へ滞在歴がある人との接触歴があり、症状がある人、新型コロナウイルス感染症発症者との接触がある人で症状がある人は、申し出る。
・ 症状とは発熱または気道症状(鼻汁、咽頭痛、咳、または痰など)と定義する。
・ 学校医が医療受診が必要と判断した場合には、大学病院感染症科に、受診の必要性について相談する。
5. 高リスク地域・空間への対処
・高リスク地域(現行では、湖北省・浙江省をはじめとする中国、これは今後、
冷静な状況判断のもと変更する必要がある。)への滞在・渡航を避ける。
・国内の流行状況に応じて、繁華街を避けるべきかは、今後判断が必要となるが、2020年2月14日現在は、この状況ではない。
6. ウイルスの特徴
・ 鼻汁、咽頭痛、咳、痰などの上下気道症状を主症状とする
・ 潜伏期は数日〜2週間前後
・ 感染経路は手指を介した直接的な伝播と、くしゃみや咳などによる湿性生体物質の飛沫(2m程度飛散する)による伝播が主体
・ アルコールによる手指衛生が消毒に有効である
・ 石鹸を使用した流水での手洗いも同様に有効である
・ 鼻汁や咳などがある有症状者がマスクを着用する咳エチケットが大切
