2022/01/11
研究活動 プレスリリース

【プレスリリース】東京医科大学精神医学分野 森下千尋助教を中心とする研究チームが、「向精神薬使用と転倒・転落発生の関連を解明 ~睡眠薬使用は転倒・転落のリスクファクターである可能性を示唆~」

【概要】
 東京医科大学(学長:林 由起子/東京都新宿区)精神医学分野 井上猛主任教授、森下千尋助教を中心とする研究チームは、東京医科大学病院(以下、当院)入院患者を対象とした症例対照研究を実施し、向精神薬使用と転倒・転落発生の関連を明らかにしました。
 研究チームは、入院患者において睡眠薬使用は転倒・転落の危険因子であることを示し、睡眠薬の処方を可能な限り控えることが転倒・転落発生率の低減につながる可能性があることを示唆しました。これらの研究成果は、2021年12月8日、日本精神神経学会の機関誌Psychiatry and Clinical Neurosciences(Impact Factor 5.188)に掲載されました。

【本研究のポイント】
●向精神薬使用は、その作用機序から転倒・転落のリスクを増す可能性があると考えられますが、これまでに向精神薬使用と転倒・転落発生の関連について明確な評価はなされてきませんでした。

●本研究においては、診療記録から収集された信頼性の高いデータを用い、入院患者を対象とした症例対照研究を実施し、向精神薬使用と転倒・転落発生との関連性を評価しました。

●抗精神病薬・抗うつ薬・抗不安薬使用と転倒・転落発生との関連性は統計学的に有意ではありませんでしたが、睡眠薬使用と転倒・転落発生との関連性は統計学的に有意であり、睡眠薬使用は転倒・転落の危険因子であることが示唆されました。

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