【概要】
東京医科大学(学長:林 由起子/東京都新宿区)分子病理学分野 黒田雅彦主任教授、大野慎一郎講師の研究チームが、呼吸器・甲状腺外科学分野 池田徳彦主任教授、医学総合研究所 落谷孝広教授、ノースウェスタン大学 Xiaozhong Wang教授らと共同で、遺伝子発現を抑制することで知られるマイクロRNA(miRNA)が、遺伝子の発現を直接的に増加させる新規メカニズムを明らかにしました。
本研究成果は、日本時間2022年4月13日1:00に、米国の総合生命科学雑誌「Cell Reports」に掲載されます。
【本研究のポイント】
●長く不明であった短鎖RNA(miRNA, siRNA)による転写活性化機構(RNA activation, RNAa)の分子機構を解析し、DDX21-CDK9複合体の関与を明らかにした。
● RNA activationの本質がRNA合成酵素の一時停止の解除である可能性を示した。
● 広く発現するPromoter-associated RNA (paRNA)による遺伝子制御機構の一端を解明した。
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