2022/08/24
法人・大学

第18回メモリアルデー(医療安全誓いの日)を開催

 「メモリアルデー(医療安全誓いの日)」が2022年8月6日(土)に開催されました。このメモリアルデーは、2002年~2004年の心臓手術の医療事故を発端に患者さまのご遺族からいただいた「東京医科大学への提案10か条」を受け、医療事故を風化させることなく、同じ過ちを繰り返さないために、安全な医療を誓う日として毎年8月第一土曜日に開催され、今年で18回を数えます。

 今年度のメモリアルデーは、新型コロナウイルス感染症第7波の影響から昨年度に引き続き感染拡大防止のため、特別講演を見送り、会場への入場を制限いたしました。このため大学病院の会場から大学、茨城医療センター、八王子医療センターの4キャンパスをZOOMウェビナーにて結び、ご遺族、教職員がオンラインで参加できる形にいたしました。

 開会にあたり、林由起子学長から、「医療事故を防ぐため、医療者は最善の医療提供を心がけ、医の倫理を遵守し、新しい医学知識や優れた技能の習得を怠らず、多角的視点からの防止策を立て実行すること。また、患者さまに信頼頂ける良質で、高度で、かつ安心安全な医療の実現を誓い、医療安全への啓発活動を続けていく」との挨拶がなされました。

 次にお亡くなりになられた方々へご冥福をお祈りするとともに、医療安全への誓いを込め、会場来場者、ZOOMウェビナーでの参加者、会場に出席できない教職員により各々の職場において、同時刻に黙祷が捧げられました。

 続いて、茨城医療センター 福井次矢病院長、及び八王子医療センター 池田寿昭病院長より、「インシデント・アクシデント等情報を積極的に収集、情報共有し医療安全体制の構築を図り、更なる職員の意識向上、医療安全の確保に努めること」、「医療安全に終わりはなく、事故を起こさないよう医療安全、感染対策をより重視し、改めて職員一同が気を引き締め、安全な診療を行っていく」など、さらなる医療安全への取り組みを誓う挨拶がなされ、最後に3病院連携担当常務理事、東京医科大学病院 山本謙吾病院長から「医療安全を重点施策とし、教職員への周知をより徹底して行い、医療安全を基礎とした医療と経営の質がバランスよく保たれた病院を組織していく。」として、過去の事例を振り返りつつ、改めて「医療安全の誓い」が宣誓され、閉会となりました。

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開会の挨拶をする林学長
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黙祷の様子
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「医療安全の誓い」を宣誓する山本病院長
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