2023/08/21
イベント

科学研究費助成事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を開催しました

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電気メス体験の様子

 2023年7月29日(土)、大学病院 教育研究棟(自主自学館)3階大教室および会議室にて「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI 解剖・手術器具の使い方を学んで腹腔鏡手術を体感してみよう」を開催しました。

 「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは、独立行政法人日本学術振興会が科学研究費助成事業の支援により生まれた研究成果の社会還元や普及推進を目的として、小学校5年生から高校生を対象に、学術研究を基礎とし、その中に含まれる科学の興味深さや面白さを、研究者自身が分かりやすい形で直に伝える体験型プログラムです。

 今回、東京医科大学 産科婦人科学分野 小野 政徳 准教授が応募したプログラム「解剖・手術器具の使い方を学んで腹腔鏡手術を体感してみよう」が採択され、実際に電気メスで鶏肉を切開・凝固したり、組織を縫合したり、結紮したりすることを通じて、腹腔鏡手術のリアルな術野と操作性を体感できる教育資材を使用し、医学の魅力や面白さを紹介するプログラムを用意し、中学1~3年生を対象に参加者を公募しました。先着順で25人の募集人数でしたが、公募開始初日ですでに満席となってしまい、全国の中学生のこの分野への高い関心が窺えました。

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血圧測定体験の様子(写真左:小野 政徳 産科婦人科学分野 准教授)

 当日は、林 由起子 学長、西 洋孝 産科婦人科学分野 主任教授の挨拶の後、午前中に講義を行い、昼食後には、「診療体験ブース」「腹腔鏡体験ブース」「AEDブース」「縫合ブース」「応急手当ブース」の5つのブースで、医療体験を行いました。参加者は熱心に耳を傾け、一生懸命に模擬医療を実践していました。参加者アンケートでも、多くの参加者に医学への興味喚起を促すことができたことがうかがえ、「また参加したい」という声も多く見られました。

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集合写真(写真前列中央左から:西 洋孝 産科婦人科学分野 主任教授、林 由起子 学長、小野 政徳 産科婦人科学分野 准教授)

<参加者の感想(参加者アンケートより抜粋)>
  • 普段中々使えない器具を使えて医療に対する興味が更にわいた。全てのブースがとても面白かった。
  • 今まで自分は、お医者さんに治してもらう側でしたが、お医者さんの治す側になり患者さんに対してどう治療するのか、どう手当てをするのかを知れてとても興味深かったです。医学により関心をもつことができました。また、患者さんのためにつくすことはとても大切だと思えました。ありがとうございました。
  • 応急処置やAEDの使用方法など日常生活において必要な知識を得られたため、今回教わったことは忘れずに、いざという時役立てたいと思いました。そして縫合技術など、やってみてとても難しいと感じたことをやってのける医師の先生方を改めて尊敬しました。今日一日、ありがとうございました。
  • 実際に体験してみて、ドラマなどで簡単に行われていることが自分には難しくて大変だと実感した。教えてくれた先生方がとてもやさしくやり方を教えてくれて質問もしやすくてよかった。とてもいい経験でした。ありがとうございました。
  • 解ぼうは最初人の中を見るので怖いイメージがあったが、AEDや応急手当、血圧などを覚えながら楽しく進められました。
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