2024/09/18
大学院医学研究科 研究活動

本学大学院医学研究科 博士課程3年の篠原紗也華さんが、2024年度統計関連学会連合大会におけるコンペティション講演にて「優秀報告賞」を受賞

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賞状を手にする篠原紗也華さん(左)と指導教員の医療データサイエンス分野 田栗正隆主任教授(右)

 2024年9月5日、大学院医学研究科博士課程3年の篠原紗也華さんが2024年度統計関連学会連合大会におけるコンペティション講演にて「優秀報告賞」を受賞されました。

 コンペティション講演は研究内容とプレゼンテーションの能力を競う企画で、2024 年 4 月 1 日時点で満 30 歳未満の若手研究者、または学部学生や修士課程院生に参加資格が与えられています。審査は複数名の審査委員による 5 段階評価にもとづく投票で実施され、研究内容とともに研究発表のプレゼンテーションについても評価されます。


 今回、篠原さんの「推定値の単調減少性および有界性を保証する二重頑健な生存曲線推定法」と題した講演が高く評価され、優秀報告賞の受賞となりました。

指導教員コメント(医療データサイエンス分野 田栗正隆 主任教授


 篠原さん、この度は統計関連学会連合大会での優秀報告賞の受賞、おめでとうございます!本大会は医療分野に限らず、日本統計学会、応用統計学会、日本計算機統計学会、日本計量生物学会、日本行動計量学会、日本分類学会の6学会が合同で実施する、統計科学の分野では日本最大の大会です。篠原さんの研究は、医学研究で頻用される生存曲線の推定における既存法の明らかな問題点を解決するもので、他分野の方にも分かりやすく実用的である点が高く評価されたものと思います。これからも向上心を持って研究に取り組んでいってください。

受賞者コメント(大学院医学研究科 博士課程3年 篠原紗也華さん


 この度は統計関連学会連合大会にて優秀報告賞を頂戴し、大変光栄に思います。

 本発表では、生存曲線の単調減少性および区間[0, 1]の有界性を保証した二重頑健な生存曲線推定法を提案しました。本発表を通じて、多くの先生方から有益なコメントを頂戴することができ、新たな発想に繋がる良い機会となりました。

 いつも根気強く丁寧にご指導くださる田栗正隆先生をはじめ、日頃から研究を応援してくださる皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も有意義な研究ができるよう、一層精進していきたいと思います。

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