2024年11月15日(金)に、大学病院小児科・思春期科 高橋英城助教、整形外科 原口貴久助教、シミュレーションセンター 冷水育助教、杉原ひとみ看護師および生涯教育センタースタッフ並びに救命救急センター 垂永悠佳専攻医の協力のもと、東京都の暁星高等学校2年生12名が来訪し、受け入れを実施しました。
同校では、総合的な探求の時間の一環として「職業体験実習」を実施しており、企業や大学、病院、官公庁等での見学、体験を行うことで、職業観を養い、将来の進路選択の一助とすることを目標としています。今回、医師に興味がある生徒さんが本学への訪問を希望され、医療体験学習と講義を行いました。
当日は、西新宿キャンパスの教育研究棟(自主自学館)にあるシミュレーションセンターで行いました。はじめに冷水先生、杉原看護師、垂永先生の指導のもと、高機能シミュレータを使い、実際に心音や脈拍確認、気管挿管の手技、応急処置方法等を学ぶ医療体験学習を行いました。
その後、暁星高等学校の卒業生でもある高橋先生、原口先生から講義を行い、生徒たちからの事前質問にも回答し、医師という職業について学びを深めました。
<参加した生徒からのコメント>
今回3つの医療体験をさせていただき、中でも特に人体模型を用いて行った気管挿管の手技についての体験はとても貴重な経験になりました。実際の医療器具を使っての体験学習はとても新鮮でした。また自分たちの大先輩である原口先生・高橋先生の講義は、卒業生ならではの視点からとても分かりやすく「医者」という職業について教えていただきました。今後の進路について少し迷いがあった自分にとっては、迷いが「確信」に変わる重要な機会になったと思います。自分も偉大な先輩たちの後に続き、医者になりたいと強く思いました。
実際の医療体験や医者の方の講義を受けたことで、自分たちが目指す「医者」という職業の偉大さ、「医療」というものの大切さを改めて感じることが出来ました。お忙しい中、自分たちのために今回のような素晴らしい機会をご用意していただき、ありがとうございました。
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医療体験で印象に残ったことは気管挿管の難しさです。説明のときは簡単そうに思っていましたが、いざやってみるとなかなか気管が見えず苦戦してしまいました。医者になればこういう事も素早くしなければならないと聞き、いい医者になるには頭がいいだけではダメなのだと感じましたが、それと同時に早くこういう事を大学や病院に入って学びたいと思いました。
暁星OBの先輩の講演では、原口先生はフットサルやサッカーのチームドクターをされていて、原口先生自身もサッカーやフットサルをプレーされているというのを聞き、自分がやりたいことを全力ですることは自分に大きな自信を与えることなのだと感じました。また、高橋先生は暁星OB同士での縦の繋がりについて話してくださり、医者になった後の他の医者との関わりに対する不安が少し無くなったように感じました。
この職場体験を通して、自分が医者になって何をしたいか、どんな医者になりたいかを考えるよい機会になりました。
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