看護学科地域貢献活動委員会と新宿ふれあいの会*の共催イベント「みるみるたのしくなる!はじめての車いす」が2025年7月19日(土)に大盛況のうちに終了しました。
本イベントは、小学生を対象に、車いすで生活する人々の生活体験を通して、多様な人々が暮らしやすいインクルーシブな地域づくりを考えることを目的としています。4回目の開催となった今年度も多くの方々に関心を持っていただき、定員を大幅に超えるお申し込みがありました。当日は、小学生24名、保護者とボランティアを含む総勢80名が参加しました。
参加した子どもたちは、車いすに乗って「買い物」、「駅の改札」、「家事と地震避難」、「みんなで絵を描く」の4つのミッションにチャレンジしました。今までは当たり前に出来ていたことも車いすに乗り体験することで、異なる視点から「生活すること」について考える機会となりました。参加者は「困った体験」をするだけでなく、「どうすれば生活しやすくなるのか」についても考えました。絵を描くミッションでは、大きな画用紙に子どもたちが好きな用具で自由に絵を描き、当事者の方は口に筆をくわえて色鮮やかな絵を描きました。また、ヘッドポインターを使ってパソコンを操作する様子も見られ、四肢に不自由さがあっても工夫次第で様々なことができることを学びました。
参加者と保護者のアンケートでは、「障がいがある人と共に地域で生活することを考える機会になった」、「今後の生活に役立つ学びがあった」との回答が得られました。子どもたちからは、「車いすでの生活は大変だと知りました」「電動車いすは簡単そうに見えたけれど、操作が難しかった」といった感想が寄せられ、「助け合うこと」「お互いに声をかけ合うこと」の大切さを学んだ様子がうかがえました。さらに、保護者からは「『社会はお互いに助け合って成り立っていること』、『助けを求めること、聞くことのどちらも大事だということ』を体験できたことは大きな意味があるように感じました」との声があり、本取り組みの意義が感じられました。
看護学科地域貢献活動委員会として、今後も地域社会の一員としてのインクルーシブな地域貢献活動の機会を作っていきたいと思います。最後に、猛暑の中、参加してくださった皆様、新宿ふれあいの会をはじめ、ボランティアとして参加してくださった学生、看護学科教員、アドミッションセンターの皆様に感謝申し上げます。
(看護学科地域貢献活動委員会)

*新宿ふれあいの会:「障害があっても、生まれた地域で自分らしく生きたい」と障害者当事者達が集まり1985年発足。地域共生社会の実現に向け、地域の人々と交流等を通し啓発活動を行っている。
