寄附講座

令和6年5月1日現在

民間企業や行政機関など外部から寄附された資金を元に、研究や教育活動に取り組んでいます。

睡眠学寄附講座(所属長:井上 猛)

現代社会では不眠症、過眠症、睡眠覚醒リズム障害、睡眠時無呼吸、睡眠時随伴症など多様な睡眠障害の有病率が高くなっており、当講座では、基礎生物学、臨床医学、経済学などの各研究分野との連携による研究を図り、その成果を広く社会に還元することを目的としています。

骨・関節バイオマテリアル研究寄附講座(所属長:山本 謙吾)

人口の高齢化に伴い変形性関節症をはじめとした関節疾患や脊柱管狭窄症、骨粗鬆症などの脊椎疾患は増加の一途をたどっています。当講座では耐久性に優れた人工関節をはじめとする各種生体材料の研究・開発および脊椎アライメントの観点から各種脊椎疾患の発症因子を解明することを目的としています。

分子糖尿病学寄附講座(萬田記念講座)(所属長:小田原 雅人)

当講座では、糖尿病に関わる全身の臓器障害の病態、および有効な治療介入手段の探索を目的として、細胞・遺伝子レベルから臨床疫学研究に至るトランスレーショナルリサーチを行っています。現在進行中の"糖尿病患者における肝臓線維化の実態調査(東京医科大学医学倫理審査委員会承認番号T2020-0282)"については、第65回日本糖尿病学会年次学術集会(2022/4月;神戸)にて研究成果の発表を行いました。今後は糖尿病に関する啓蒙活動にも尽力する予定です。

白河地域医療学寄附講座(所属長:小田原 雅人)

福島県白河地域の地域医療に関する研究・教育を行い、その研究成果の普及と人材の養成により、最適な医療体制の構築に寄与することを目的としています。糖尿病やその合併症に関する情報提供活動、啓蒙活動にも注力してゆく予定です。

分子予防医学寄附講座(所属長:稲津 正人)

生体必須分子であるコリンや亜鉛などを生体内輸送するトランスポーターと様々な疾病との関連性を分子レベルからのアプローチにより解明し、疾病の予防に繋がる医学研究および教育を推進する事を目的としています。

運動機能再建外科学いわき地域教育寄附講座(所属長:山本 謙吾)

福島県いわき地域における整形外科分野での総合的な診療能力を有する医師の育成と救急医療体制の構築に関する研究を行うとともに、その成果の普及等を行い、いわき地域の医療の質の向上に寄与することを目的としています。

血液凝固異常症遺伝子研究寄附講座(所属長:木内 英)

先天性の血液凝固異常症や血栓性素因の最終的な診断確定には、関連する遺伝子異常を同定する遺伝子検査が不可欠です。さらに、その病態発現は、遺伝子異常のみならず、RNA転写・翻訳などの多様なエピジェネティクスが関与します。当講座では、血液凝固異常症の遺伝子異常に基づいた的確な病態把握の研究を確立し、それに基づく治療の最適化を目的としています。

先端的カテーテルインターベンション治療寄附講座(所属長:山下 淳)

本邦の臨床診療をリードすべき大学病院としてカテーテルインターベンション治療の諸問題を克服すべく、冠循環と肺循環、および冠動脈狭窄の機能的評価法の研究など臨床研究を発展させることを目的としています。

生殖・加齢医学寄附講座(所属長:西 洋孝)

超高齢社会を迎えたわが国の次なる課題は健康寿命の延伸である。また、本邦の少子化対策は喫緊の課題である。平均寿命世界ーを誇るわが国女性が心身ともに充実した生を全うするためには、若・中年期から健康の維持に努めることが重要であり、中でも「食」は運動とともに良い生活習慣を構成する最大の因子である。これらは生殖能力にも少なからず影響を与える。このような観点から、本寄附講座では「『食』による女性の健康維持」を中心的課題として、女性の身体的・精神的機能の加齢による変化、生殖能力と食品・薬品およびそれらに含まれる生理活性物質が、健康寿命や生殖能力に与える影響について研究することを目的とする。

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