理事長挨拶

再生を目指した東京医科大学の取り組み

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理事長 矢﨑 義雄

 2018年12月の新理事会発足と理事長就任にあたって、皆様に改めてご挨拶を申し上げます。

 2019年は、新大学病院の新築・開院などを控え、大きく飛躍する年と期待されました。しかるに、誠に残念なことに、本学の教学の理念である校是「正義・友愛・奉仕」を根幹から揺るがす不祥事が2018年7月に明らかとなりました。この事象では受験生のご期待に応えられず、また社会に広く多大なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。この事態により、本学は社会からの信頼も大きく毀損し、大学の存続すら危ぶまれる重大な危機に直面しました。このような事態に対し本学は、真正面から真摯に向き合い、まずは不祥事の連鎖を断ち切ることを目指しました。そこで大学運営の透明性を高め、ガバナンスとコンプライアンスを確立し、外部の第三者評価が直接反映できる新たな組織体制を構築し、抜本的な改革を可能にする寄附行為の改正を2018年11月に行いました。この改正寄附行為に基づき、12月22日に新しい評議員、理事・監事が選任され、改革のさらなる前進・継続も可能になりました。そして、一刻も早くに事態の全貌を把握することにより、東京医科大学の信頼を回復し再生のためのより具体的で長期的な方針を示す必要がありました。幸い、第三者委員会は12月末日までには報告書を提出すると言う当初の期限を守られ、年末の12月29日に公表することができました。そして、本学はこの報告書に従い、入試での問題行為で不利益を被った方々に誠意を持って適切に対応することを示した方針をホームページに掲示することができました。ここまでご協力いただきましたご関係者の皆様に深甚なる感謝を申し上げます。

 新理事会には、未だ解決すべき多くの課題が残されていますが、以前と変わらず受診していただいております患者の皆様のご要望にお応えするとともに「患者とともに歩む医療人を育てる」と言う本学の使命を果たすために、教職員と一体となって、今回の事象の社会的、道義的責任を反省しつつ、新たな気持ちで東京医科大学の再生を目指し全力をあげて努めていきたいと思っております。

 本年は平成最後の年になりますが、東京医科大学再生の元年になりますよう一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

学校法人 東京医科大学

理事長 矢﨑 義雄

矢﨑 義雄(やざき よしお)
1938年6月15日(80才)

【学歴】

1963年 東京大学医学部 卒業

1970年 冠循環と心筋代謝のテーマで医学博士取得

1971年 米国ハーバード大学(Beth Israel Hospital)およびタフツ大学

    (New England Medical Center)に留学


【職歴】

1991年 東京大学医学部 教授

1995年 東京大学 医学部長 併任

1999年 国立国際医療センター 病院長

2000年 国立国際医療センター 総長

2004年 独立行政法人国立病院機構 理事長

2012年 国際医療福祉大学 総長

2018年 公益財団法人日本心臓血圧研究振興会 理事長

2010年 学校法人東京医科大学 評議員

2018年 学校法人東京医科大学 理事

2018年 学校法人東京医科大学 理事長


【受賞】

2000年 紫綬褒章

2014年 瑞宝大綬章

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