主任教授
金蔵 孝介
概要
医学部における薬理学には、医学部を卒業後、臨床の現場において正しい薬物療法が行える基礎知識を修練するための教育を行う責務と、未だ治療法が存在しない疾患に対する薬物療法の基盤を樹立するという2つの大きな役割があります。また、薬理学は内科系、外科系全ての医療の根幹を支える学問であり、医学を語る上で不可欠の学問となっています。
当分野では中枢神経変性疾患、特に筋萎縮性側索硬化症の原因解明と治療法開発を研究テーマとしています。特に、液液相分離や蛋白質凝集体形成と細胞死経路について研究を進めています。
教育内容
主な研究領域(研究内容)
- 液液相分離と神経変性疾患
- 液液相分離と非膜性オルガネラ
- マクロ分子クラウディングの可視化と液液相分離
- 筋萎縮性側索硬化症・前頭側頭葉型認知症関連蛋白による細胞死機構
- 小胞体ストレスと神経変性疾患
- オミクス解析を駆使した疾患発症機構
大学院医学研究科について
担当科目名名称
薬理学
講義概要
本研究室では、薬理学・分子生物学・生化学・遺伝学・構造生物学的手法を駆使して「疾患の克服」を目標に掲げ、神経難病の基礎研究および応用研究を行っています。基礎医学分野の研究能力を持った人材を育成するための大学院教育を行っています。