2022/06/15
研究活動 プレスリリース

【プレスリリース】精細管内を流れる精子の分布ならびに精細管壁の動きを可視化 ~精細管を精路として捉える新たな研究分野の開拓に期待~

  東京医科大学(学長:林 由起子/東京都新宿区)人体構造学分野 表原 拓也講師、医学科第6学年 金澤 優太、金沢大学 仲田 浩規講師(現:公立小松大学保健医療学部臨床工学科 教授)、京都大学 平島 剛志特定准教授(現:シンガポール国立大学 助教授)らの研究グループは、マウスの精巣内で複雑に蛇行する精細管内を流れる精子の分布や動きを解析することで、以下の知見を得ました。

 本研究の成果は、生殖器系を扱う専門誌「Reproduction」に掲載されました(現地時間2022年5月23日公開)。

【開発のポイント】
精巣の精細管内において、精子は出口に向かって一方向に流れるのではなく、行ったり来たりしながら流れることを明らかにした。
精細管が折れ曲がる部位ではとくに精細管壁が大きく揺さぶられ、精子が剥がれやすくなることを見出した。

【論文誌名】
 Reproduction

【論文タイトル】
 Three-dimensional analysis and in vivo imaging for sperm release and transport in the murine seminiferous tubule

【DOI】
 10.1530/REP-21-0400

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