概要
■ 概要
東京医科大学皮膚科学分野は、附属病院として西新宿の東京医科大学病院(904床)、茨城県阿見町の茨城医療センター(501床)八王子市の八王子医療センター(610床)を持ち、関連病院として厚生中央病院、戸田中央総合病院、上尾中央総合病院、新座志木中央総合病院などに常勤医を派遣しています。 現在、教室員は非常勤も含めて約80名であり、同門会組織として「東皮会」があります。
■ 診療
東京医科大学病院をはじめ関連病院では皮膚科疾患全般を扱っていますが、特にアトピー性皮膚炎、乾癬、脱毛症、白斑、膠原病と皮膚潰瘍、皮膚悪性腫瘍、感染症、遺伝性角化症、水疱症などの分野に力を入れています。治療では乾癬の生物学的製剤治療、皮膚癌の手術・化学療法、円形脱毛症の局所免疫療法、白斑の表皮移植術に実績があります。
■ 教育
教育は医科大学の使命であり、学生、医局員の教育には最大限の努力をしています。皮膚科学の系統講義、ベッドサイド教育、国試対策に当たっては、医局員に教員としての自覚を持たせ、積極的に後輩を指導させています。 医局員の教育については、前期・後期研修医期間を通じて皮膚科学の基本的知識と臨床技術の修得に専心させ、確実に皮膚科専門医を取得させています。また研究を志望する人は大学院や助教コースを経て医学博士の獲得を目指します。
■ 研究
これまでの研究実績を土台にして、国内のみならず世界にアピールできる独創性の高い研究を目指しています。研究分野としては、最近注目を集めている再生医学や老化に関する研究、アトピー性皮膚炎の病態、腫瘍や乾癬など細胞の増殖と分化に関する研究などを行っています。
■ 医療連携
近隣医療機関との緊密な連携は良質な医療を提供する上で必須な条件です。当科ではご紹介していただいた患者さんの診断・治療経過について必ずお返事するようにしています。また、大学病院での診断と初期治療が終了し、病状の落ち着いた患者さんは逆紹介していますのでよろしくお願いいたします。