令和2年8月19日(水)~8月31日(月)に、大学ホームページにて、第9回東京医科大学市民公開講座をオンライン開催しました。例年、新宿キャンパスでの開催でしたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初のオンライン開催となりました。
講師は本学医学部医学科 公衆衛生学分野 町田征己助教(大学病院感染症科兼任)で、『今あらためて考える新型コロナの予防法 ~新型コロナウイルス感染症を「正しく恐れる」ための知識の整理~』と題した講座の動画をで公開しました。コロナ禍での不安解消につながるテーマのタイムリーさと、オンラインで好きな時間に気軽に参加できるとあって、一般の方をはじめ、WEBオープンキャンパスに参加した高校生や本学学生の保護者、職員からの口コミなど幅広い世代の方の参加がありました。(視聴回数:481回)
講演では、「新型コロナウイルス感染症とは何か」「新型コロナウイルスの感染経路について」という基本的な知識から「今実施すべき予防法について」までの解説がなされ、最後に本講座のタイトルともなっている「知識の整理」の指標となる「今後新たな予防法が出てきた時の考え方」について説明がなされました。玉石混淆の情報があふれる中、いかに正しい情報を取得するか、また確実な予防行動の実施がいかに大切であるかを、分かりやすく説明がなされました。
参加者からのアンケートでは「コロナの予防は基本的なことをいつも実施することが重要であることを再認識できた」「エビデンスの成り立ちや情報発信のされ方、予防法などとてもわかりやすかった。今後、withコロナで生活をしなければならない中、コロナの最新情報をどのように得ていけばよいのかもわかりやすく、コロナに対する恐怖や不安を軽減させる内容だと感じた」といった感想や、「とても的確な情報をありがとうございました。正しい知識をもって診療に当たりたいと思います」「感染経路と種類、対策・予防法の種類とその根拠などを、一市民にも分かりやすく発表していただき、非常に参考になりました。会社で対策を継続するうえで参考にさせていただきます」といった仕事での参考になったという声をいただきました。
今回、オンライン開催の特性として、居住地を問わず全国から参加があり、今後の市民公開講座についても、「オンラインなら参加したい」という声が半数以上聞かれました。今後も、この特性を活かし、広く一般の方をはじめ、医学や看護学の面白さを中高生に対して発信するコンテンツとしても、定期的に講座を開催していきたいと思います。
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