研修医の皆さんへ

医局員募集

当皮膚科学教室は西新宿のビル群の中にあり、交通至便で患者数も多く、仕事・研究・生活のいずれもエンジョイできます。2019年7月に新しい病院棟が開院しました。教室としてはアトピー性皮膚炎、乾癬、皮膚腫瘍、脱毛症、白斑、膠原病と潰瘍、遺伝性角化症、水疱症、感染症と、それに関連した研究に力を入れています。

 

医局員の声はこちらからご覧ください。

臨床研修医

募集は東京医科大学病院卒後臨床研修センターで行っています。採用になった研修医の皮膚科初期・後期臨床研修は東京医科大学病院皮膚科を中心にして行われます。なお、後期臨床研修を含め、八王子医療センターや茨城医療センターと連携して研修をおこなっております。また、茨城医療センター独自の研修プログラムを設けております。

>>東京医科大学病院 卒後臨床研修センターのページへ

皮膚科 初期臨床研修プログラム

東京医大の初期臨床研修プログラムではローテーションの選択科目として皮膚科を選択することができます。皮膚科には厚労省が認定する研修指導医が11名在籍しています。

研修目標

皮膚病変を理解するために最低限必要な皮膚科の知識と技術の獲得。

研修期間

1ヶ月以上6ヶ月以内。

研修内容

研修期間が限られるため、原則的に半分を外来研修、半分を病棟実習とします。週間スケジュールは後期研修医(専攻医)と同じです。特に薬疹、皮膚悪性腫瘍に関する基礎知識、湿疹と白癬の鑑別、検査技法、日常診療で頻用する薬剤の使用方法のポイントなどに重点を置いて、内科・外科医を志望する研修医にも有意義な内容になるように工夫しています。

皮膚科 後期臨床研修(専攻医用)プログラム

2024年度採用 後期臨床研修医(専攻医)募集要項は毎年変更されます。
入局を希望される研修医の方は、事前に施設・医局を見学されることをお勧めします。ご希望の方は伊藤(derma@tokyo-med.ac.jp)までご連絡ください。
病院見学は医局会のある火曜日の見学、面接を受付しております。

必要書類など後期臨床研修医募集については以下のページを参考にしてください。

>>東京医科大学病院 卒後臨床研修センターのページへ

研修目標

後期臨床研修は専門性を重視した研修で、具体的な達成目標としては皮膚科専門医の取得と、それに引き続く基礎・臨床研究による医学博士の取得があげられます。後期臨床研修課程では皮膚科学分野における専門知識や技術の習得をめざしますが、要望に応じて形成外科的手術手技や特定の内科領域における診断・技術をさらに向上させるために部外出向する場合もあります。なお当科では、オンコールや日当直を研修プログラムの必須事項に組み入れています。救急対応ができる皮膚科医を育成しております。

応募資格

医師免許を有し、初期臨床研修(2年間)を修了した者。

研修期間

関連病院での研修期間も含め3年間以上。

年次スケジュールとローテーション

当教室における代表的な年次スケジュールとローテーションは以下の通りです。

年次スケジュールとローテーション

1) 日本皮膚科学会が規定する研修項目を期間内に修了できる指導体制を整えています。 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得するためには、学会が定める主研修施設において1年以上研修することが義務付けられています。当病院は全国102施設とともに専門医主研修施設に認定されています。研修目標および研修内容(医学一般、皮膚科学総論、皮膚科学各論)、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医規則、専門医制度の手引き、の詳細については日本皮膚科学会雑誌および日本皮膚科学会ホームページに掲載されているので参考にしてください。

>>日本皮膚科学会のホームページへ

2) 期間内に修了するのに充分な外来症例、入院症例、手術症例、学会報告症例、論文症例を確保しています。

3) 研修を充実したものにするために当教室が特に力を入れていることは
1. 臨床カンファレンスにおいては、参加者全員が常に鑑別診断を考えるように心がけています。
2. 臨床カンファレンスにおいては、指導医、専攻医がテーマを決めてミニレクチャーを定期的に実施しています。
3. 専門医試験を受験する年度には受験者が定期的に勉強会を実施しています。
4. 過去の臨床症例や論文、教育用臨床スライドや病理スライドが医局内LANで自由に閲覧できます(皮膚科ライブラリ)。

研修連携施設

東京医科大学病院皮膚科(統括責任者:原田和俊)を研修基幹施設として、研修プログラムを日本皮膚科学会に届け出ています。研修連携施設は東京医科大学茨城医療センター,東京医科大学八王子医療センター,戸田中央総合病院,新座志木中央総合病院,上尾中央総合病院です。
新専門医制度の詳細については日本皮膚科学会のホームページをご覧ください。

>>日本皮膚科学会のホームページへ

初期/後期研修医・臨床研究医の週間予定

17:00 堺准教授と病理学分野の先生との病理カンファ
18:30 リサーチミーティング
16:00 病棟回診
17:00-20:00 医局検討会(病院8F会議室1・2)
症例検討会(臨床・皮膚病理)
研修医・専門医勉強会
17:00 堺准教授による病理組織勉強会

※その他、講師以上が定期的にクルズス

 

指導体制

2023年度に後期臨床研修を指導できる医師は以下の通り。(2023年4月現在)

施設名 専門医名称

常勤(兼任)

東京医科大学病院 皮膚科専門医 12名
研修指導医(厚労省認定) 12名
アレルギー学会指導医 2名
アレルギー学会専門医

5名

再生医療認定医 2名
日本医真菌学会認定専門医 1名
日本性感染症学会認定医 3名
日本褥瘡学会認定褥瘡医師 2名
日本臨床免疫学会免疫療法認定医 1名
臨床遺伝専門医・指導医 1名
美容皮膚科・レーザー指導専門医 (1名)
がん治療認定医 3名(1名)
皮膚腫瘍外科指導専門医 (1名)
日本レーザー医学会レーザー専門医 (1名)
日本創傷外科学会専門医 (1名)
日本臨床皮膚外科学会認定専門医 (1名)
外国医師臨床修練指導医 (1名)
八王子医療センター 皮膚科専門医 3名
がん治療認定医 2名
アレルギー学会指導医 1名
アレルギー学会専門医 2名
茨城医療センター 皮膚科専門医 2名
アレルギー学会専門医 1名
アレルギー学会指導医 1名
日本臨床免疫学会免疫療法認定医 1名
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 1名
ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター 1名
日本性感染症学会 認定医 1名
上尾中央総合病院 皮膚科専門医 1名
戸田中央病院 皮膚科専門医 1名
形成外科学会認定専門医 1名
新座志木中央病院 皮膚科専門医 0名

※ 皮膚科学講座内で保有している皮膚科外勤先(アルバイト先)は全て都内から通勤可能です。また、茨城医療センターを除き転居の必要はありません。

大学院博士課程(大学院生)

国内のみならず世界にアピールできる独創性の高い研究を目指しています。研究分野としては、アトピー性皮膚炎の病態、皮膚バリア機能の腫瘍や乾癬など細胞の増殖と分化、感染症と生体防御などに関する研究に注力しています。 修業年限は4年間。卒後3年目より選択できますが、それ以降であれば卒後何年目でも入学可能です。年間学費40万円。(奨学金制度あり)Impact factor 2.0以上の学位審査論文が受理されれば3年間で修了ができます。受付:12月1日~12月12日(毎年若干変更あり)。入学時試験:英語。皮膚科学分野の方針で、少なくとも2年間は大学の内外で基礎医学の研究に従事します。初年度は臨床を中心に研修し、2年目から本格的な研究となります。大学院授業もあります。卒業後は病棟を中心に臨床研修を行い、希望者は米国などに留学します。

>>東京医大皮膚科の研究紹介へ

当教室で現在進行中の主な臨床研究

1. 脱毛症
2. 乾癬と掌蹠膿疱症
3. 皮膚悪性腫瘍
4. アトピー性皮膚炎とアレルギー疾患
5. 尋常性白斑
6. 遺伝性皮膚疾患
7. 皮膚真菌症と爪疾患
8. レーザーとニキビ
9. 血管炎・膠原病・皮膚潰瘍・水疱症

当教室で現在進行中の主な研究課題

1. 創傷治癒過程の研究
2. 皮膚と皮膚付属器を構成する細胞の再生機序の解析
3. 肥満細胞・樹状細胞の機能解析
4. 皮膚における微生物の菌相解析・遺伝子多型
5. 抗真菌薬の特性に関する研究
6. 表皮角化細胞の最終分化機序とバリア機能の維持
7. 乾癬の病態の解析
8. アトピー性皮膚炎の病態の解析
9. メラノーマの浸潤と転移の分子機序
10. 悪性腫瘍とエピジェネティックス

臨床研究医

臨床研修を修了した方、他科からの転向を希望されている方、開業に向けて皮膚科を研修したい形成外科医の方など。皮膚科専門医取得を目指して臨床を中心に研修します。教育プログラムが充実しています。 月額20万円+宿直費(2023年4月現在)、その他に外部の病院で週1日の診療が認められています。枠が空けば助教に採用されます。

講師・助教

年齢、性別、出身大学などを問いません。やる気のある方を求めています。講師クラスでは皮膚外科の得意な方、臨床研究・基礎研究で実績のある方を求めています。

共同研究

企業や研究所との共同研究や基礎実験を希望しています。ボランティアによる安全性試験の実施や医師の派遣も承っています。また企業から専攻生も受け入れています。

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東京医大皮膚科 実績

年度入局者専門医学 位
2002 7人 4人 2人
2003 4人 2人 2人
2004 4人 1人 4人
2005 2人 5人 2人
2006 8人 3人 0人
2007 5人 5人 3人
2008 9人:新宿
2人:茨城
3人 1人
2009 4人 2人 2人
2010 3人 3人 3人
2011 5人 1人 0人
2012 4人 4人 1人
2013 4人 5人 0人
2014 4人 2人 1人
2015 3人 4人 1人
2016 3人 4人 1人
2017 4人 3人 1人
2018 6人 4人 1人
2019

8人:新宿
1人:茨城

1人 2人
2020 1人 4人 0人
2021

4人:新宿
2人:茨城

 5人 2人 
2022

5人:新宿
1人:茨城

 1人  1人
2023

6人

 1人  

(2023年4月現在)

問い合わせ

医局長 伊藤 友章 (いとう とものぶ)
e-mail: derma@tokyo-med.ac.jp   fax: 03-3342-2055

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研究・業績